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工事レポート

東北大学 東北メディカル・メガバンク棟

2014年03月 UP
東北大学 東北メディカル・メガバンク棟

建物全景 右:東北メディカル・メガバンク棟 左:医学部6号館

東北メディカル・メガバンク(ToMMo)は、東日本大震災被害による地域再建と、健康支援に取り組みながら、東北初の次世代医療の実現を目指す組織です。当社はその本部となる東北メディカル・メガバンク棟を東北大学星陵キャンパス内に施工しました。

工事概要

施工場所 宮城県仙台市
建築主 国立大学法人 東北大学
設計者 株式会社 梓設計
監理者 東北大学施設部建築整備課
建物用途 大学研究施設
構造・規模 PC造(一部S造)7階建(基礎免震構造)
建築面積 4,423.27m2
延床面積 23,105.27m2
 

本棟に入居する東北メディカル・メガバンク機構は2012年2月に設立され、地域医療支援体制の構築、医療情報とゲノム情報とを組み合わせた複合バイオバンクの構築、高度専門人材の育成の3つの事業を中心に取り組んでいます。
当施設では医学・生物学研究を行うための設備や自家発電設備、会議室、セミナー室を備えています。さらにヒトゲノム解析のためのシークエンサー(DNA:デオキシリボ核酸の解析装置)が配置され、事業で扱う大規模データを処理するために、1階中央部にスーパーコンピュータが設置されました。

南西面外観

講堂

アトリウム

ホワイエ

また機構の地域支援仙台センターが入居し、各種調査機器やMRIを用いて健康調査が行われます。この健康調査は一人ひとりの体質に合った予防法や治療法を開発するための基盤作りのために、宮城県と岩手県で合計15万人の地域住民の協力を得ることを目指しています。

施工 Construction

建物は、PCa・PC構造(PC圧着一体構造)と基礎免震構造を採用しています。本工事で採用したPC圧着関節工法は、柱に設けたアゴで梁を受けるため、サポートなどの支保工が不要となり、省力化が図れる工法です。
一体の免震基礎から独立して立ち上がる本棟と医学部6号館とはトップライトを有する4層吹き抜けのアトリウムによって一体となり、各フロアは渡り廊下で連結する構造です。

大梁架設状況

工事全景

工事全景