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当社施工の「南三陸町役場庁舎」が「第13回カーボンニュートラル賞 東北支部」を受賞
2025年05月 UP

2025年5月20日(火)当社が施工した「南三陸町役場庁舎」が一般社団法人建築設備技術者協会が主催する「第13回カーボンニュートラル賞 東北支部」を受賞しました。
カーボンニュートラル賞とは、2012年に創設され、カーボンニュートラル社会の実現に向けた建築物、建築設備に関わる優れた業績を表彰することで、その意識の浸透と推進活性化を図ることを目的としております。
工事概要
名称 | 南三陸町役場庁舎 |
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所在地 | 宮城県本吉郡南三陸町志津川字沼田101 |
建築主 | 南三陸町 |
設計者 | 株式会社久米設計 |
施工者 | 錢高・山庄特定建設工事共同企業体 |
延床面積 | 3,772.65m2 |
階数 | 地上3階 |
構造 | RC/S/W |
竣工年月 | 2017年9月 |

南三陸町役場庁舎は、東日本大震災による津波で失われた旧町役場庁舎の建て替えプロジェクトとして計画されました。高台に建てられた新しい役場庁舎は、失われたコミュニティ再構築のためのシンボル施設の役目を担っています。
本建物では国際機関FSC®(森林管理協議会)の国際認証を取得した南三陸産の杉を木造部分の約半分で使用しており、「FSC®プロジェクト認証」として認められた全国初の公共建築物です。

展示や小規模イベントが行える町民交流の場「マチドマ(まちの土間)」は閉庁時・窓口業務停止時にも使用が可能で、ハイサイドライトから柔らかい自然光が入ります。
町のブランドである南三陸杉材の構造体・仕上げ材に包まれ、熱源にバイオマス・ペレットボイラ(無圧式温水機)を利用した床暖房により、暖かみのある室内環境が実現されています。
本施設は上記以外にも、地中熱ヒートポンプを利用した床放射空調、20kWの太陽光発電+蓄電池、雨水利用など、建築材とエネルギー資源の地場産にこだわったエコロジカルな庁舎です。

受賞者集合写真