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工事レポート

近畿自動車道紀勢線田辺IC南工事

2007年05月 UP
近畿自動車道紀勢線田辺IC南工事

完成全景

近畿自動車道紀勢線田辺インターチェンジ南工事が竣工しました。
この道路は、京阪神と南紀伊間の輸送時間の短縮や一般道の混雑緩和に大きな期待を寄せられています。
当工事は、周辺地域環境に配慮して低振動・低騒音工法を採用するとともに、地域とのコミュニケーションをとり、親しんでいただける工事現場作りにチャレンジしました。

工事概要

工事名称 近畿自動車道紀勢線 田辺インターチェンジ南工事
施工場所 和歌山県田辺市稲荷町
工事概要 掘削土量:270,000m3
橋梁下部工(橋台1基、橋脚1基)
発注者 西日本高速道路株式会社 関西支社
施工者 錢高組・公成建設共同企業体
工 期 2005年8月2日~2007年7月22日
 

施工 Construction

■環境に配慮した硬岩掘削
田辺インターチェンジ南工事は、半径2km以内にJR紀伊田辺駅、小学校があり、特産品の梅やみかんの果樹園が点在する、のどかな山間に建設しました。
硬岩の掘削は一般的には、火薬を用いた発破掘削で行ないますが、当工事は、騒音・振動を低減できる「岩盤切削工法」を採用しました。
「岩盤切削工法」に採用した機械は、超硬チップを螺旋状に埋め込んだ切削ドラムを回転することで岩盤を切削します。また、騒音を防止するための防音壁、切削中の粉塵を抑えるための集塵機を装備しています。

岩盤切削状況

岩盤切削機の概要

■地域とのコミュニケーション
建設工事を理解していただくため、地元の皆様に現場見学会を開催しました。
稲成小学校2年生の皆さんの見学会では、 現場で使用している大型重機への試乗や、測量機械で遠くを覗いたり、さまざまな体験をされ、「良い思い出作りになった」との声をたくさんいただきました。
この日の体験が、建設業の仕事に理解を深めるきっかけになればうれしく思います。

重機試乗

記念写真

測量機器試覗

■クリスマスイルミネーション
当現場は田辺市内、白浜海岸から一望出来る高台に位置しています。そのため高速道路掘削で新しく出来た法面を利用して、クリスマスまでの10日間、20m四方の巨大な近畿自動車道紀勢線のシンボルマーク「ぐるっとくん」のイルミネーションを設置しました。

クリスマスイルミネーション