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ZENITAKA Topics

工事レポート

パークコート須磨離宮公園前

2011年05月 UP
パークコート須磨離宮公園前

離宮道からの外観

パークコート須磨離宮公園前は、4000株の薔薇が香る須磨離宮公園の南側に位置し、松並木や歴史ある石垣で神戸市民に親しまれる「離宮道」を借景とした邸宅街に建つ集合住宅です。かつてこの地には、W.M.ヴォーリズが設計した洋風邸宅「室谷邸」がありました。ハーフティンバー(柱や梁、筋交いなどの骨組をむきだし、レンガや石などを充填して壁とする西洋木造建築)を基調としたチューダー・ゴシック様式の面影を継承することを意識して、ヴォーリズが得意としたネオゴシック様式を現代風に再構築し、全体に縦のラインを強調した外観デザインとしています。

位置図

須磨離宮公園から当建物を見る

工事概要

施工場所 神戸市須磨区
建築主 三井不動産レジデンシャル株式会社
設計・監理 錢高組一級建築士事務所
基本設計 株式会社 アクアス設計
建物用途 共同住宅
工期 2009年6月29日~2011年3月10日
構造・規模 RC造 地上7階建
建築面積 1,274.67m2
延床面積 6,080.54m2
 

建物 Building

上質で洗練された材料をふんだんに使用し、幅広い年齢層の方に喜んで頂ける集合住宅としての高級感・重厚感・品格を演出しました。U字形の平面形状を持つ住棟の壁面からは、凹凸やマリオンが至るところで突出し、一層立体的な表情を持つ建物となりました。

メインエントランスホール内観

離宮道に面したアプローチ

エントランス

館名板

立体感のある外壁

エントランスホールでは、わが家に帰った家族を優しく迎え入れる柔らかな光を創り出しています。そのため、間接照明や透かし積みレンガなど、随所にこだわりのディテールをあしらいました。
省エネ、防音、防犯に対する高い要求を実現するために、各住戸の諸条件に応じて非常にきめ細かく仕様を使い分けました。住戸内にも選び抜かれた材料と住設機器を設置しました。
南向きの高台に建つ住棟からは、淡路島や関西国際空港の眺望も楽しめます。そうした良好な立地条件を活かして開放的なプラン作りを行いました。

ルーフバルコニー

コーナーサッシの採用による明るい眺望

リビングダイニング