お問い合わせ サイトマップ Jp En 検索
menu

ZENITAKA Topics

工事レポート

パークシティ国分寺

2012年03月 UP
パークシティ国分寺

外観完成予想図

■先進の防災対策を備えた次世代環境対応住宅
「パークシティ国分寺」は、JR東日本中央本線、国分寺駅近くに建設中の331戸の大規模共同住宅です。 「地球」「街」「家族」との共生をコンセプトにしたこの建物の建設は現在、2012年3月の竣工を目指して、工事が最盛期を迎えています。

工事概要

施工場所 東京都国分寺市泉町
建築主 三井不動産レジデンシャル株式会社
設計・施工 錢高組
建物用途 共同住宅
竣工 2012年3月下旬(予定)
構造・規模 RC造 地下1階 地上8階(8棟 331戸)
建築面積 13,910.82m2
延床面積 36,901.36m2
 

建物 Building

次世代環境基準を目指したこの共同住宅の環境対応は、「創エネ」「蓄エネ」「省エネ」の3つに分けられます。
・「創エネ」
40kWの太陽光発電システム、4 kWのハイブリッド・ソーラーシステム
・「蓄エネ」
100 kWのリチウムイオン蓄電池システム
・「省エネ」
全住戸標準装備のLow-eガラス、共用部や専用部のLED照明

屋上に設置した太陽光発電システムで発電した電力は、エレベーターや給水ポンプ、共用部のLED照明に利用しますが、余剰分は蓄電池に蓄え、夜間電力として利用します。災害などによる停電の際に、一部共用部の電力として1~2時間稼動させることも想定しています。この「蓄エネ」に使用する「リチウムイオン蓄電池システム」を導入しました。

太陽光発電システム+リチウム蓄電池概念図

ゼロエミッション・ゲストハウスのハイブリッド・ソーラーシステム

居住者とその家族、友人が宿泊できる共用施設「ゼロエミッション・ゲストハウス」には、太陽電池と太陽熱集熱パネルを一体化したハイブリッド・ソーラーシステムを導入します。
照明や空調、その他家電の消費電力と、キッチンと洗面、浴室への給湯、およびキッチン足元への噴出し温風を、ヒートポンプ式給湯器と連動した最適な省エネ運転によって供給します。太陽光発電量やエネルギー消費量、CO2排出量を表示する「見える化システム」も導入されます。
「ゼロエミッション・ゲストハウス」は、パーティーや催事などのコミュニティの場として利用しながら、入居者やゲストのエコ意識を高める場となることが期待されています。
この他にも、災害時に活用できる「かまどベンチ」やマンホールを利用した「簡易設営トイレ」、「防火水槽」、「備蓄倉庫」など、多彩な防災対策を備えています。

施工 Construction

敷地中央の自走式駐車場棟を囲み、住戸棟が南に2棟、西に2棟、北と東に1棟ずつ配置されています。北側のメインエントランスに配置された共用棟を合わせ、全部で8棟を平行して施工中です。
2011年7月現在、各棟躯体工事の真っ最中で、連日どこかでコンクリートを打設していると言える状況です。下階から順に、ドアやサッシを取付け、これから設備、仕上げ工事も始まります。来年春の完成に向け、各作業が急ピッチで進行しています。
また、工事用の仮囲いには、近隣の子供たちが寄贈してくれた絵を掲示しています。街との共生を大切にしながら施工を進めています。

西側住棟および南側住棟

西東側住棟3階床コンクリート打設中

仮囲いに子供たちの描いた絵を掲示中

配置図

中空ボイドスラブ概念図

住戸の床には、鋼製ワインディングパイプを使った中空ボイドスラブ工法が採用されています。応力が発生しない中央部分を中空にすることで軽量化しながら肉厚スラブと同様の強度があります。
小梁の無いすっきりとした天井となるために、自由な居室レイアウトが可能で、将来のリフォームにも適しています。上下住戸間の遮音にも高い性能が得られる工法です。