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工事レポート

東京ガス株式会社 磯子社宅

2012年02月 UP
東京ガス株式会社 磯子社宅

南面外観

様々な環境配慮手法を取り入れ、分散型エネルギーシステムを導入し、再生可能エネルギーを効率的に利用する集合住宅版スマートハウスが誕生しました。
東京ガス株式会社磯子社宅は、メゾネット型住戸12戸、フラット型住戸12戸の全24戸を擁する集合住宅で、社員と家族が実際に暮らしながらスマートハウスの効果を検証する住宅です。

工事概要

施工場所 横浜市磯子区
建築主 東京ガス株式会社
設計・監理 株式会社 NTTファシリティーズ
建物用途 集合住宅
工期 2011年2月1日~2012年2月28日
構造・規模 RC造 地下1階地上4階建
建築面積 1,136.00m2
延床面積 3,345.32m2
 

建物 Building

この建物は、東京ガス株式会社が「横浜スマートシティプロジェクト※」において実証試験を行うもので、太陽熱利用ガス温水システム「SOLAMO」など再生可能エネルギーの利用に加え、様々な環境配慮技術を取り入れており、CASBEE横浜(建築環境総合性能評価システム)で最上位のSランクとなりました。

建物に取り入れた環境配慮技術

太陽光発電

SOLAMO(シェアルーフ)

SOLAMO(バルコニー)

エネファーム

再生ウッドチップの中庭

蓄電池

急速充電器

実証試験では、太陽光発電装置、家庭用燃料電池「エネファーム」で発電を行い、太陽熱ガス温水システム「SOLAMO」で給湯を行います。これらを住棟内で融通し合い、住棟全体の電気・給湯の創出量と消費量を統合制御システムで監視し、HEMS(Home Energy Management System:家庭用エネルギー管理システム)を通して「見える化」して居住者に伝えることで、より効率の良いエネルギー利用ができるよう制御します。発電した電力で余った電力は蓄電し、電気自動車カーシェアリングとして居住者が利用します。
設備面だけでなく、採光、通風を可能な限り取り入れるパッシブな設計で快適性を向上させるとともに、スケルトン・インフィルとすることで可変性に優れた長寿命な建物となっています。また、次世代省エネ基準を上まわる省エネ対策等級4超の外断熱を採用しています。

メゾネット型の居室

※横浜スマートシティプロジェクト(YSCP):横浜市と民間企業数社が事業主体となり、低炭素都市づくりを目指し、次世代エネルギー社会システムを構築し、世界に発信することを目的としたプロジェクトです。経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に選定されています。