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工事レポート

「新伊勢神トンネル(仮称)工事現場見学会」を開催しました

2023年09月 UP
「新伊勢神トンネル(仮称)工事現場見学会」を開催しました

当社が愛知県豊田市で施工中の新伊勢神トンネル(仮称)工事作業所で、地域の方々を対象とした現場見学会を開催しました。

工事概要

工事名 令和2年度 153号新伊勢神トンネル工事
事業主 国土交通省 中部地方整備局
施工場所 愛知県豊田市
トンネル延長 全長1,900m
 

2023年8月5日(土)に開催された見学会では、工事中のトンネル内の見学や工事の手順の解説などを実施しました。
会場では工事に使用する重機の乗車体験も行い、街中の工事現場ではなかなか見ることができない、トンネル工事専用の特殊な重機を見学していただきました。
防水シートへの落書きコーナーでは、参加された方々に防水シートに思い思いのメッセージを残していただきました。防水シートはトンネル完成後は壁の奥に隠れ、外からは見えなくなってしまいますが、トンネルとともにいつまでも残ります。

会場では地域の伝統芸能である「四郷の棒の手」の演武も実演していただきました。「四郷の棒の手」は戦国時代の足軽による武術にルーツを持つ地域の伝統芸能で、全国でも珍しい農民武芸として愛知県無形民俗文化財にも登録されています。


新伊勢神トンネル(仮称)は、昭和35年供用の現道の伊勢神トンネル(愛知県豊田市明川町~小田木町)が狭小断面のため大型車両のすれ違いが困難な状況およびトンネル前後の急カーブ・急勾配にともなう交通の安全性の改善と幹線道路の機能確保を目的とする伊勢神改良事業の一環として建設されるものです。

国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所の伊勢神改良事業の説明ページ
https://www.cbr.mlit.go.jp/meikoku/route153/isegami/


また当作業所では当社が開発したトンネル工事のエネルギーマネジメントシステム「TUNNEL EYE」を導入しており、坑内の重機・車両等の稼働状況やCO2濃度に応じて換気設備の出力を自動で最適化し、エネルギー消費の抑制を図っています。さらに新たに開発したCO2排出量を見える化するシステムも追加し、CO2排出削減とともに工事に従事する人々の脱炭素化に対する意識の向上も図っています。

参考ページ:山岳トンネル工事のCO2排出量を見える化
―トンネル坑内のCO2濃度に応じて換気設備を自動で最適制御―
https://www.zenitaka.co.jp/news/2022/tech-service/20220804.html

当社はこれからも現場見学会をはじめとする、建設業の魅力や地域社会の中での建設業の役割について理解していただくための取り組みを続けてまいります。