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北陸新幹線の橋梁プロジェクトに
入社1年目から携わる。
土木施工

SATO CHIZURU

佐藤 千鶴

2016年入社
建設工学専攻 修了
土木事業本部 技術部

INTERVIEW 01

膨大な図面を丁寧に確認していく
地道だが、
責任の大きな設計照査。

私の所属する土木事業本部 技術部は主にPC(プレストレスト・コンクリート)橋梁の工事に携わっています。解析・設計を中心とした業務があり、工事現場を一人ひとりが担当し、現場の支援を行っています。例えば施工中にひび割れが発生したらその原因究明・対策検討をしたり、設計図や計算書が間違っていないか細かくチェック(設計照査)を行ったりします。PC橋梁であれば緊張計算や上越し計算をするなど、現場では対応出来ないような仕事を担い、現場がスムーズに進むよう下支えしています。

現在、私は北陸新幹線の橋梁プロジェクトに携わり、社外のコンサルタントの作成した設計図の照査業務を担当しています。合計延長5.3 kmにも及ぶ橋梁の設計図は膨大な量です。それを数名で手分けして確認作業を行っています。「鉄筋の本数や配筋の仕方は適切か」「計算方法や数値は間違っていないか」などを丁寧にチェックしていきます。もし、計算ミスを見逃し、そのまま工事が始まってしまうと、会社にとっての大きな損失や、重大な事故に繋がりかねないため、非常に責任のある業務であると感じています。

私は現在入社1年目で、技術部としては約半年のキャリアとなります。照査業務は設計図や計算書の意味をしっかり理解していないと出来ない業務なのですが、最近になってやっと設計図に慣れてきたような状況です。先輩に教えて貰いながら、時には学生時代の教科書を引張り出し勉強しながら、業務を進めている毎日です。

INTERVIEW 02

新人研修を通じ現場を経験することで、
設計の仕事理解も深まる。

錢高組では技術系の社員は、入社後初めの半年間は現場を必ず経験します。ところがその年、土木系で唯一の女性の新人であった事もあり、私だけ現場に出ることなく、4月から内勤職となりました。就活時から内勤を希望していた事もあり、当初は運が良かったくらいに思っていましたが、入社3か月後の新人研修で同期の社員と経験の差を感じた事から、現場勤務に対して強い興味を持つ様になりました。

丁度その頃に、山梨県のPC橋梁の現場への研修が決まりました。現場のスピード感や工程管理の緻密さ、日常的に行われる安全管理の厳重さに最初はとても驚かされました。先輩社員や職人さんから学びながら、少しずつ出来る仕事が増えていく事が楽しくも責任の重さを感じる充実した日々を送ることが出来ました。技術部に帰ってきてからも、現場がイメージし易くなったことで、業務への理解が以前よりも早くなったと感じています。建設会社の要はやはり実際の現場です。この先も仕事をしていく上で、現場を経験した事は必ず私の力になってくれるはずです。

技術部で、任される業務の幅を広げられるように、知識と経験を着実に増やしていきたいと考えています。また、社外委員会への出席の回数が増える事をきっかけに、業界を広い視野で見ることが出来るようになりたいです。来年はコンクリート技士の取得を目指したいと考えています。その先は1級土木施工管理技士、技術士などの資格の取得も視野に入れ、日々の勉学に励んでいきたいと思います。

よくある1日の流れ

one day schedule

8:00
出社 ※自学自習しています。
8:45〜
朝礼、業務(業務計画について上司と打合せ、設計照査など)
12:00〜
昼食
13:00〜
業務(設計照査、社外委員会の宿題など)
18:30〜
退社

オフタイム

off time

東京本社にいる時は、同期や大学時代の友人と集まって旅行や食事をしています。特にこの業界では女性が少ないので、女性の友人は貴重なのです。仕事の悩みや情報交換をすることもあります。

新人研修で山梨の現場にいた時は、富士登山や富士急ハイランドなど、地方ならではのレジャーを楽しんでいました。