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国立国際美術館
建物イメージ
概要
国立国際美術館工事は、世界的にも珍しい完全地下型の現代美術館を建設した工事です。建設地である大阪中之島四丁目は大阪市立科学館をはじめ、大阪の文化・芸術の中心として重要な役割を担うことを期待されている地区です。地上部のエントランスゲートは「竹の生命力と現代美術の発展・成長」をイメージして設計され、地下の各ゾーンと地上との連続性を生み出しており、美術館のシンボルであると同時に地域全体のゲートウェイとして親しまれています。
特徴
連続性を持つ開放的な空間
掘削工事に伴う周辺地盤の変形量や山留めの変形量を最小限に留めるため、掘削には逆打ち工法、山留め壁にはRC地中連続壁を採用しました。逆打ち工法は通常とは逆に上階から打ち下げていく工法です。
大規模、大深度な地下工事
中之島地区は堂島川と土佐堀川に囲まれた中州で、地盤は多くの水を含んでいます。地下水の浸入を防ぎ、湿気を嫌う美術品を守るため、躯体の地下外壁は外側に防水層を置く外防水を施しました。
美術品を守る
中之島地区は堂島川と土佐堀川に囲まれた中州で、地盤は多くの水を含んでいます。地下水の浸入を防ぎ、湿気を嫌う美術品を守るため、躯体の地下外壁は外側に防水層を置く外防水を施しました。
エントランスロビー吹き抜け
工事概要
工事場所 | 大阪市北区 |
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発注者 | 国土交通省近畿地方整備局 |
設計監理 | 国土交通省近畿地方整備局営繕部、シーザー ペリ アンド アソシエーツ ジャパン |
完成 | 2003年3月 |
工事概要 | 鉄筋コンクリート造(一部、鉄骨鉄筋コンクリート造)地下3階、地上1階建、延床面積13,487m2 |