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ZENITAKA Topics

工事レポート

ディーグラフォート大阪N.Y.タワーHIGOBASHI

2008年12月 UP
ディーグラフォート大阪N.Y.タワーHIGOBASHI

外観

大阪市営地下鉄四つ橋線「肥後橋駅」の直上に、設計基準強度80N/mm²の高強度コンクリートと基礎免震構造による地上46階、最高高さ150.7mの超高層集合住宅が誕生しました。
大阪都心部の限られた敷地条件の中、地上部躯体工事には柱梁一体型フルPCa工法を採用、1フロア5日の工程で竣工に至りました。

工事概要

工事名 ディーグラフォート大阪N.Y.タワーHIGOBASHI
施工場所 大阪市西区江戸堀
建築主 大和ハウス工業株式会社
設計 株式会社環境開発研究所
監理者 株式会社アール・アイ・エー
工期 2006年6月1日~2008年12月15日
建物用途 共同住宅(329戸)、店舗、駐車場
構造・規模 RC造 地下1階 地上46階建(基礎免震構造)
建築面積 1,270.14m2
延床面積 37,283.68m2
 

建物 Building

この建物の特徴は、24階と33階で平面が絞り込まれる変化のある外観です。
四つ橋筋に面したメインエントランスの横には地下鉄連絡口が設けられ、直接地下鉄に連絡しています。和洋2部屋のゲストルーム、居住者用フィットネスルーム、ライブラリなどの共用施設も豊富です。
これらの利便性に加え、近接の靭公園の緑や中之島の河川沿いの遊歩道が生活に潤いを与えてくれます。

高層階リビングルームからの眺望

屋上から東を望む

地下鉄連絡口

スカイライブラリ(31~32階吹抜け)

構造 Structure

コンクリートには、当社ではじめての設計基準強度80N/mm²の高強度コンクリートを採用しました。現場内にモックアップ(実物大試験体)を作り、仕上がりと施工性を確認するための施工実験を行った上で実施工にあたりました。
積層ゴム免震装置22基と弾性すべり支承8基、減衰こま8基を基礎部に設置した複合基礎免震構造が大地震時の耐震安全性を高めています。

積層ゴム免震装置

減衰こま

施工 Construction

超高層建物の施工では構造部材を工場製作(プレキャスト化)し、現場でのコンクリート打設を減らすことで工期の短縮や品質、施工精度の向上を図ります。
この工事では柱と梁を一体としたプレキャスト部材を用いて、より一層の工期短縮、品質向上を実現しました。

プレキャスト部材の建込み状況

2008年3月27日 施工中の状況