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橋ものがたり

ナイル川源流橋

ナイル川源流橋
ナイル川源流橋

ナイル川源流橋は、ウガンダの首都カンパラから約80kmのジンジャ県においてナイル川(白ナイル川)を渡る長大斜張橋です。架橋位置は、ナイル川源流のビクトリア湖北岸から約2.5km下流であり、橋名は架橋地点にちなんで"Source of the Nile Bridge"(ナイル川源流橋)と名付けられました。
本橋は、ケニアのモンバサ港からウガンダの首都カンパラを経てコンゴ民主共和国へと繋がるインド洋~東アフリカ~中央アフリカの主要輸幹線道路である北部回廊の一部をなし、同ルート中最大級の橋梁です。
構造形式は、コンクリート構造の3径間連続斜張橋であり、中央径間長290mは同形式の国内最大のコンクリート斜張橋である矢部川大橋(福岡県)を凌ぐ規模長大橋です。
逆Y字形主塔から1面吊りの18段の斜材により桁高2.5mのスレンダーな主桁が支持されています。橋長は525m(支間長:135 + 290 + 100 m)、主塔高は基礎の天端から約80mの高さです。総幅員は22.9mであり、斜材が定着されている中央分離帯を挟んで片側2車線の道路と歩道がそれぞれ設けられています。
2018年10月17日には、ヨウェリ・ムセベニ大統領出席のもと、国家行事として総勢2,000人以上の招待客、5,000人を超す地元住民が出席する中で盛大に開通式が行われ、渡り初めの後、夕食会のほかイルミネーションの点灯式と花火の打ち上げも行われました。
本橋の開通による輸送能力増強により、産業・投資・観光等への波及効果が期待されます。

橋 名 ナイル川源流橋(Source of the Nile Bridge)
形 式 3径間連続斜張橋
場 所 ウガンダ共和国ジンジャ県
橋 長 525m(135 m + 290 m + 100 m)
竣工年 2018年10月開通