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北陸新幹線 西北代跨線橋
北陸新幹線西北代(にしきただい)高架橋工事は、北陸本線の線路上空に北陸新幹線の高架橋を新設する工事です。
北陸新幹線は、東京を起点として長野、上越、富山、金沢、福井を経て新大阪に至る約700kmの路線で、このうち高崎~長野間が長野新幹線として、オリンピック開催に合わせた1997年に開通、現在は、長野と金沢を結ぶ約231kmの建設が進み、2014年度の開通を予定しています。全ての路線が開業すると東京-金沢間は2時間25分で結ばれ、現在より約1時間30分短縮されます。
当社では、西北代工事のほか富山県内で北陸新幹線小矢部橋りょう、富山高木高架橋、高岡開ほつ高架橋の3工事が、石川県内で加賀犀川高架橋、松任高架橋の2工事が最盛期を迎えています。
本工事は、2径間連続合成桁及びRC桁を架設する工事で、JR北陸線上及び側近にて行う営業線近接工事です。このうち、西北代高架橋は、JR北陸本線の上空を鋭角に跨ぐ橋長110m、径間長55mの2径間連続合成桁です。営業線への影響を最小限に抑え、営業が停止している夜間の限られた時間内に安全に桁を架設するため、手延式送り出し工法で施工しています。
周辺は海側に田畑、山側に宅地が広がり、周辺環境にも十分配慮して施工を進めています。
北陸本線の上空に北陸新幹線を新設
北陸新幹線ルート図
位置図
工事概要
工事名称 | 北陸新幹線西北代Bi新設他工事 |
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施工場所 | 富山県富山市呉羽町 |
発注者 | 西日本旅客鉄道株式会社 |
工 期 | 2010年2月10日~2013年2月13日 |
概要 | 橋梁上下部工事 延長150m ニューマチックケーソン:4基 鋼製横梁:1連 RC桁(20m):2連 2径間連続合成桁(110m):1連 |
本工事は、2径間連続合成桁及びRC桁を架設する工事で、JR北陸線上及び側近にて行う営業線近接工事です。このうち、西北代高架橋は、JR北陸本線の上空を鋭角に跨ぐ橋長110m、径間長55mの2径間連続合成桁です。営業線への影響を最小限に抑え、営業が停止している夜間の限られた時間内に安全に桁を架設するため、手延式送り出し工法で施工しています。
周辺は海側に田畑、山側に宅地が広がり、周辺環境にも十分配慮して施工を進めています。
平面図
側面図
現在は、橋梁下部工事(ニューマチックケーソン径8,000mm、L=21,500、2基、径6,000mm、L=17,000、2基)の施工を完了し、上部工を施工しています。上部工は、中間の橋脚まで手延べ桁が到達し、2011年12月中に合成桁(総重量830t)を到達側の橋脚まで押し出す予定です。
P2橋脚断面図
P2鋼製横梁
送り出し手順
ベント組立
軌条組立状況
合成桁組立状況
桁後端送り出し装置
ダブルツインジャッキによる送り出し
送り出し状況