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橋ものがたり

ナイル架橋

2018年05月 UP

日本政府の有償資金協力(円借款)によるウガンダ共和国の「ナイル架橋建設工事」の主桁が2018年4月20日(金)に閉合し、4月27日(金)に閉合式が挙行されました。

工事概要

工事名 ウガンダ・ナイル架橋(ジンジャ橋)
工事場所 ウガンダ共和国ジンジャ県
発注者 ウガンダ国家道路公社
施工監理 オリエンタルコンサルタンツ(現オリエンタルコンサルタンツグローバル)・エイト日本技術開発・PyunghwaエンジニアリングコンサルタントJV
工事概要 3径間連続斜長橋
橋長 525m (135m+290m+100m)
主塔高さ 橋面より69m (基礎天端より約80m)

ウガンダ初の斜張橋となるナイル架橋は、橋長525m(135m+290m+100m)の3径間連続斜張橋で、主塔高約80mの一面吊り構造となっており、コンクリート主桁の斜張橋としてはアフリカ全土で最大級、東アフリカ最大の支間長を有する長大コンクリート斜張橋となります。2014年4月の着工から、約4年の歳月を経て無事に主桁の閉合(※)を迎えました。

式典には、モニカ・アズバ・ンテゲ公共事業・運輸大臣、アレン・キャサリン・カギナ国家道路公社総裁、亀田和明ウガンダ駐箚特命全権大使、深瀬豊国際協力機構ウガンダ事務所長のご臨席のもと、関係者を含め約150名が出席して行われました。

今後は斜材ケーブルの張力調整や舗装等の橋面工、取付け道路工事などを経て今秋の開通を目指しています。

本橋の供用後は、東アフリカ地域各国の農業・産業・投資などの振興を促すことが期待されるとともに、北部回廊(※)のウガンダ共和国における輸送能力増強と安全な渡河ルートが確保されることとなります。

(※)閉合
 本橋は橋脚から橋桁を少しずつ張り出す工法で施工されており、2本の橋脚から張り出した橋桁を橋梁の中央で接合させることを「閉合」といいます。

(※)北部回廊
 インド洋に面するケニアのモンバサ港からウガンダ・ルワンダ・ブルンジを経由してコンゴ民主共和国に至る東アフリカと中央アフリカを結ぶアフリカ大陸の最重要輸送ルートの一つ。ナイル川を渡河する本橋はその一部をなします。

中央閉合部

A1橋台背面より

P1主塔より

祝辞

渡り初め

記念撮影




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