一本のメールが、
転職のきっかけに。
- Q:まずは、転職のきっかけを教えてください。
- 西村:転職のきっかけは、人事部長から直接いただいたメールでした。求人サイトに登録していたところ、錢高組の人事部長自らが私宛にメッセージをくださって。それが、ただの定型文ではなく、会社の歴史や風土を、熱意をもって紹介する内容でした。全国規模で事業を展開し、300年以上の歴史を持つ企業の人事部長が、個人に直接オファーを送る誠実さと熱量に心を動かされました。
- Q:転職にあたって、どんな思いがありましたか?
- 西村:私は高専を卒業して以来、積算一筋でやってきました。大手ゼネコンに13年、賃貸住宅建設会社に21年、地場の建設会社に1年と、35年以上のキャリアを重ねてきました。しかし前職では、仕事の規模や待遇面で、これまでの経験が十分に活かせないもどかしさを感じていて。年齢的にも「最後の転職になるかもしれない」という覚悟を持ち、慎重に環境を選びました。
積算の本質を突き詰められる
環境に出会う。
- Q:現在の業務内容を教えてください。
- 西村:営業部から依頼を受けて、建設プロジェクトの見積書を作成するのが主な業務です。工事の規模や内容を踏まえ、図面から金額を算出し、精密にまとめます。物件ごとに担当制なので、見積りの精度がそのままプロジェクトの収益性に影響する。責任も大きいですが、その分やりがいも感じますね。
- Q:積算の仕事の難しさ、やりがいはどんなところですか?
- 西村:見積りは「川上の仕事」だと感じています。最初の段階で誤りがあれば、その後の工事予算にも影響します。精神的にもプレッシャーはありますが、自分の判断がプロジェクト全体の根幹を支えているという責任感が、大きなやりがいになっています。
錢高組では、概算から精算までの流れを一貫して担当でき、工事が着工した際は現場に足を運んで、見積時の想定と実際の施工を比較します。自分の出した数字が、現場でどう形になっていくかを学べるのは、この会社ならではの経験です。
一人で動ける自由と、チームで支え合う安心感。
- Q:働く環境について教えてください。
- 西村:個人の裁量が大きいところが魅力です。納期管理を徹底しながらも、自分のペースで計画的に進められ、前職と比べても、信頼して任せてもらえる度合いが高いと感じます。一方で、チームとしてのサポート体制もしっかりしています。納期が厳しいときは上司や同僚がすぐに応援してくれますし、見積り内容は複数人でチェックするため「一人で抱え込む」ことがありません。
- Q:福利厚生や職場の雰囲気はどうですか?
- 西村:休暇も柔軟に取れ、プロジェクトが一区切りしたタイミングで旅行に行ったりもします。印象的なのは、同じ課の男性社員が育児休暇を半年近く取っていたことです。制度があるだけでなく、実際に使える環境が整っているんです。その間も周りが自然にフォローしていて、「支え合う文化」が根づいていると感じました。
古き良きゼネコンの良さと、
新しい働き方が共存する。
- Q:これまでのキャリアと比べて、業界の変化は感じますか?
- 西村:大きく変化したと感じています。若い頃のゼネコンと比べると、現在は格段に働きやすい環境になりました。錢高組が特別というより、業界全体が進化していると思います。その中でも、錢高組は「キャリア採用者を信頼して業務を任せてくれる」「自分で考えて動ける」環境が整っています。これまで培ってきた経験を尊重してくれる風土はとてもありがたいです。
給与や待遇も納得感があり、安定した経営基盤のもとで全国規模のさまざまな建物づくりに携われる。それは、小規模な会社ではなかなか得られない魅力です。
- Q:仕事で大切にしている考え方はありますか?
- 西村:錢高組の理念でもある「社会から認められ、社会から求められる企業として」という言葉を、自分に置き換え「お客様から認められ、求められる私でありたい」と思っています。
そのためにも「段取り八分」を大切にしています。準備の質は、仕事の結果を左右します。図面を読み込み、リスクを予測し、最適な価格を組み立てる。その積み重ねが、積算の精度を高めると信じています。
歴史に残る建物に関わる。
積算技術者としての夢。
- Q:今後の目標を教えてください。
- 西村:いつか歴史に残るプロジェクトに関わりたいと思っています。錢高組は300年以上の歴史を持ち、本願寺尾崎別院を創業の原点としています。自分の携わった建物が、何十年、何百年と残っていく。それがこの仕事の最大の魅力です。
- 転職を振り返って
- 最後の転職として選んだ会社が錢高組で本当によかったと感じています。経験を活かせる自由さと、支え合う安心感の両方がある職場です。建設の仕事は、誰かの暮らしや時間を支える仕事。その責任を感じながら、これからも積算という立場から、いい建物づくりを支えていきたいと思います。