生物多様性評価ツール「いきものプラス」をブラッシュアップ
― 植栽によるCO₂吸収量の見える化、樹種選定機能を強化 ―
錢高組は、生物多様性簡易評価ツール「いきものプラス」を改良し、植栽によるCO₂吸収量の算定機能、樹種の選定支援機能を追加しました。 国土交通省の優良緑地確保計画認定制度「TSUNAGU」への対応を視野に、都市部の建築・土木分野における環境配慮型提案力の充実を図ります。
2050年のカーボンニュートラル達成に向け、温室効果ガス排出削減に加え、炭素吸収源としての生物多様性の保全・創出の重要性が高まっています。 こうした中、設計提案において、緑化によるCO₂吸収量を把握・提示することが、合意形成の重要な要素となっています。
今回追加した機能は以下のとおりです。
一点目は、植栽による年間CO₂吸収量を算定し、カーボンニュートラルへの貢献度を「見える化」する機能です。 二点目は、大気浄化能力、耐風性、耐潮性、管理容易性などの植物特性に基づき、計画条件に応じた樹種選定を支援する機能です。 また、温熱環境シミュレーションと組み合わせることで、夏季のヒートアイランド現象の緩和効果も考慮した樹木配置の最適化提案が可能となります。
「いきものプラス」は、2014年に建設会社8社により共同開発された生物多様性評価ツールであり、今回の改良は錢高組独自の取り組みです。 今後は、環境配慮型の建築・土木プロジェクトへの積極的な適用を通じて、持続可能なまちづくりへの貢献を目指していきます。
