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高強度材料を適用したSEW工法の建設技術審査証明書を取得

2012年12月 UP

-大深度・大断面に対応するシールド直接発進到達工法へ-

錢高組は、2012年10月22日に一般財団法人土木研究センター(PWRC)から大断面や大深度に適用できる高密度・高強度材料(FFU100:Fiber reinforced Foamed Urethane)を加えたシールド直接発進到達(SEW)工法の建設技術審査証明書を取得しました。
SEW工法は、2001年12月に土木研究センターから建設技術審査証明(建技審証第0113号)を取得し、現在の施工実績は、220件を超えています。当初、SEW工法の主材料は密度が0.74(g/cm3)のFFU74を使用してきましたが、より大断面、大深度への適用を目指して2008年にFFU74より高密度の1.00(g/cm3)、曲げ強さが約1.8倍のFFU100を開発しました。FFU100の施工実績は現在30件を超えており、FFU74では不可能であったシールド外径13mまで施工しています。今回、SEW工法の新しい材料としてFFU100の力学的特性、施工性や安全性を評価していただき、内容変更の審査証明書を取得する運びとなったものです。

FFU100の載荷試験状況

FFU100の載荷試験状況

SEW工法の概要

SEW工法とは、シールド機が通過する土留め壁に、高強度で耐久性に優れ、かつ加工が容易なFFU部材を組み込んだもので、シールド機が直接FFU部材を切削して安全・確実に発進、または到達ができる技術です。
本工法は、共同溝、地下鉄、下水道、電力・ガス工事関係などで採用されており、鉄筋コンクリート地中連続壁タイプ、ケーソンタイプ、柱列式連続壁タイプ、ライナープレートタイプなど多様な土留め壁の立坑に対応できます。

シールド直接発進到達(SEW)工法

シールド直接発進到達(SEW)工法

RC地中連続壁タイプ

ケーソンタイプ

柱列式連続壁タイプ