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2009年度技術立社フォーラム(建築分野、土木分野)を開催
当社は、9月12日に土木分野、9月26日に建築分野の「技術立社フォーラム」を開催しました。全国7支社店をテレビ会議システムで結び、東京都千代田区の東京本社と大阪市西区の大阪本店を発表メイン会場として、両日とも約400名の技術者、営業マンが参加しました。 この技術立社フォーラムは、施工技術の発表だけでなく、営業や管理部門も含めた技術全般について討論する「場」として、多くの社員が参加できるように建築分野と土木分野の2日に分けて開催しているものです。
冒頭、錢高一善社長より、「公共工事に限らず、民間工事も含め、施工方法に関して優れた提案を行った会社が受注に大きく有利になる方法が採られており、我々建設業にとっては、技術力の向上がなければ企業の存続が望めないのが現実です。技術には開発技術と生産技術があり、この二つを融合し技術を進化させることが重要です。
午前中は開発技術を、午後は生産技術をテーマに社内各方面から講演があります。それぞれの講演に対して活発な議論を行い、役職員一人ひとりが理解し自らのものとして下さい。そして、一人ひとりの技術力を全社的な技術力に進化発展させ、一日を有意義なものにしていただきたい。」と挨拶がありました。
9月12日の土木分野では、午前に「2009年度の土木・環境の技術開発」として開発中の最新技術の報告、土木分野の橋梁とシールド技術について国内外の技術動向や当社の技術開発への取り組み状況、また代表的な施工物件等について講演を行いました。
午後からは、特殊技術・新技術を用いた施工事例として、「新幹線直下を貫く急曲線シールド工法の施工」、「海面下25mにおけるシールド地中接合」、「東名高速道路直下部での非開削工法による函渠の施工」、「高強度コンクリート(60N/mm2)を採用したPCエクストラドーズド橋」、「外気温マイナス15℃、降雪60cmの厳しい気象条件下でのPC橋梁の施工」など5編を発表しました。
9月26日の建築分野では、土木と同様に「2009年度の建築・環境の技術開発」として開発中の最新技術の報告、建築分野の環境技術に関して、設計・施工物件に採用された環境配慮(省エネ、CO2削減)技術の紹介と、具体的な建物を対象にした室内温熱環境シミュレーション結果について講演を行いました。
午後からは、特殊技術・新技術を用いた施工事例として、「安全性と環境配慮を兼ね備えた大型庁舎の施工」、「大幅な工期短縮を実現した超大型工場の施工」、「厚肉床壁免震構造における合理化施工」、「外部足場を無くした外壁施工などの改善・省力化事例」、「地下空間を多用した環境配慮型大学施設の施工計画」など5編を発表しました。
技術立社フォーラムでは、両日ともテレビ会議システムを利用して全国の参加者による活発な討議が行われ、最後に全社的な技術力の底上げと技術への飽くなき挑戦の継続を確認して閉会しました。