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東北新幹線三内丸山架道橋が土木学会田中賞を受賞
2009年05月 UP
東北新幹線三内丸山架道橋が2008年度土木学会田中賞(作品部門)を受賞しました。三内丸山架道橋は日本最大級の縄文集落跡である特別史跡三内丸山遺跡に隣接しており、遺跡の景観や周囲の環境に配慮し、施工を行いました。

三内丸山架道橋
概要
橋名 | 東北新幹線 三内丸山架道橋 |
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施工場所 | 青森県青森市 |
事業主 | 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 東北新幹線建設局 |
設計 | 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 東北新幹線建設局 株式会社 千代田コンサルタント |
施工 | 錢高・淺沼・志田特定建設工事共同企業体 |
工期 | 2005年3月18日~2008年12月15日 |
橋長 | 450m |
支間長 | 75m+150m+150m+75m |
構造形式 | 4径間連続PCエクストラドーズド橋 |
■ 土木学会 田中賞とは
土木学会田中賞は、社団法人土木学会が設けている土木学会賞のひとつとして、橋梁・鋼構造工学での優れた業績に対して授与される賞です。その名称は隅田川に架かる永代橋、清洲橋など数々の名橋を生み出した田中豊博士の偉業に由来しています。
田中賞は研究業績部門、論文部門、作品部門の三部門からなります。
本橋が受賞した作品部門は、橋梁およびそれに類する構造物の新設または改築において、計画・設計・制作・施工・維持管理などの面において優れた特色を有すると認められたものに授与されます。
■ 三内丸山架道橋
三内丸山架道橋は、2010年度の開通に向けて建設中の東北新幹線八戸駅と新青森駅の間に位置する橋長450mの4径間連続PCエクストラドーズド橋です。
国道7号青森環状道路と沖館川を跨ぐ150mの支間長は、国内のコンクリート鉄道橋では最大で、新幹線橋としても最大となります。

上空より橋りょう全景

橋面

全景