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未来エネルギー研究施設の建設を受注

2008年05月 UP

幅広いアプローチ活動 国際核融合エネルギー研究センター

現在平和目的の核融合エネルギーが科学技術的に成立することを実証するために、人類初の核融合実験炉を実現しようとする超大型国際プロジェクト、国際核融合実験炉(ITER)計画が、世界中の英知を集結し、フランス・カダラッシュにおいて開始されています。
幅広いアプローチ活動とは、このITER計画を支援し、また、ITERの次のステップである次世代核融合発電炉(原型炉)の早期実現のための研究開発を日欧の共同事業で行うものです。その一つの拠点が六ヶ所村に置かれ、そこで行われる事業のひとつである国際核融合エネルギー研究センターでは以下の活動が計画されています。

①原型炉R&D棟
原型炉の概念設計研究を実施し、原型炉の早期実現へ向けて、関連する研究開発活動を調整するとともに予備的研究開発を実施する。

②計算機・遠隔実験センター棟
スーパーコンピュータを用いて、核融合反応を起こすプラズマの状態、次世代核融合炉設計、先進材料開発などに関連するシミュレーションを実施する。
また、フランスのITER実験施設と高速ネットワークを結び、この六ヶ所の遠隔実験センターから、ITER参加極の研究者が、ITERの実験条件の提案・データ収集・解析などを行います。

(完成予想パース)

(完成予想パース)

概要

工事名 19青森ITER(BA)
国際核融合エネルギー研究センター管理研究棟他新築工事
工事場所 青森県上北郡六ヶ所村
発注者 独立行政法人 日本原子力研究開発機構
設計 株式会社 佐藤総合計画
施工 錢高組
完成 2010年 3月(予定)
建物概要 鉄骨造1~3階建、3棟
建築面積 約5,100m2、延床面積 約8,400m2