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当社と前田建設は、2007年11月9日錢高組本店、12日前田建設本店において、両社の経営陣、全国の支店長をはじめ、300名の役職員が参加し、合同セミナーを開催しました。

2社の業務提携は、1999年から始まり、今年で9年目になります。合同セミナーは、提携の活動成果を発表し、意見交換を行うことにより、両社社員の業務に関わる知識の深耕と能力向上を目指し、意欲を向上させることを目的に開催しています。

セミナー参加者に対し、錢高社長は「地殻変動ともいえる激変が当たり前の建設業界で、両社のいろいろな問題や悩みを協力しながら解決していくためのプロセスとして合同セミナーがある。今日学んだことを自分の仕事に活かすとともに、両社のプラスになることを見出し積極的に提案していくこと」、また、前田社長は「今まで以上に提携の真価が問われる時である。価格競争力、技術提案力がこれまで以上に求められている中で、これまでと同じ考え、同じ行動をしていたのでは競争に勝ち残れない。両社の全役職員が、常に現状を分析し反省して、問題を捉えて真の効果をあげ、互いに競争力をつけていくこと」と述べ、参加者に挑戦意欲と自己啓発を訴えました。

セミナーでは、(1)工事成績評定点の向上に向けた現場の取組事例の分析、(2)工場・商業施設の受注拡大に応える基礎工事のコストダウン工法、(3)総合評価技術提案ニーズに応えるための環境関連技術の研究、(4)工期短縮のための高層RC建物における高強度コンクリートの合理的施工方法、などの課題について発表・討議を行いました。

2社は、これまで技術開発を柱とし、現場での原価低減などの提携活動を進め成果を上げてきました。今後も、互いの経営に資するため、開発・保有技術の相互利用、技術者の育成と、コスト削減に向けた取組みにより、提携の一層の効果を追求してまいります。