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錢高組・前田建設工業が第8回合同セミナーを東京・大阪で開催

2006年12月 UP

競争力強化へ、環境変化を先取りした活動成果発表

当社と前田建設工業は、2006年11月16日前田建設工業本店、20日錢高組本店において、両社のトップ・全国の支店長をはじめ、作業所職員を含む計320名の役職員が参加し、合同セミナーを開催しました。

合同セミナーは、1999年の2社提携以来、8回目の開催となります。より多くの社員が参加できるよう2003年から東京と大阪の2ヶ所で開催しています。今年度のセミナーも、提携に基づく活動の発表のみならず、社会環境を先取りした両社独自の活動成果を発表し、意見交換することにより、両社社員の業務に関する知識の深耕、能力向上、意欲の向上を目的に開催しました。

セミナー開催にあたり、錢高社長が「市場経済原理の中で経営努力した企業が報われるよう、お互いの持てる力を合わせることで双方にメリットを生み結果を出すこと」、また、前田社長は「両社が諸活動を通じて創意工夫し、技術力・品質力・価格競争力を上げていくこと。それには社会のニーズを鋭く見て素早く見抜く目を持つこと。」と述べ、両社の役職員一人ひとりがレベルアップをはかり、錢高・前田の競争力の強化を求めました。

セミナーでは、交通・工事振動の低減技術(効果的な工法選択)、(2)杭頭半剛接合工法(HRパイル)の施工報告と改善策の提言、(3)人と地球にやさしい省エネルギーマンションの提案、(4)総合評価落札方式への取り組み、(5)新たなビジネスの展開事例(なおしや又兵衛の特徴)などのテーマについて発表しました。

交通・工事振動の低減技術では、建設に伴う環境配慮への高まりから、振動低減工法と評価法を、杭頭半剛接合工法では、顧客からのコスト縮減が要求される中で、コスト低減の実証と施工上の改善点の検討、省エネルギーマンションの提案では、いち早く「環境マンション」の設計・施工に取り組み、(財)建築環境・省エネルギー機構による「CASBEE」Sランクを取得した活動を、総合評価落札方式への取り組みでは、技術提案のポイントと対応策を、また、経営環境がますます厳しくなる建設業界に対応して、小規模修繕工事にITを駆使した新しいビジネスモデル「なおしや又兵衛」の事業展開を発表しました。

当社と前田建設工業は、技術の共同開発や建築設計力の強化、全国の両社現場での施工検討会・現場研修を通じて原価低減や技術力向上などを強化しています。こうした着実な活動は、金銭的な成果に限らず、情報やノウハウの共有、若手社員の意識高揚、レベルアップなどの無形の効果につながっています。今後も技術の水平展開や若手社員の能力向上など、地道な活動により競争力を高めて、提携の一層の効果を追求してまいります。