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「鋼矢板立坑からの直接発進到達(D-SLIM)工法」を実施
2005年12月 UP
-宇都宮向田線板戸工区流末排水施設建設工事-
当社は、栃木県発注の主要地方道宇都宮向田線板戸工区流末排水施設建設工事(施工:錢高組)において、鋼矢板立坑からシールド機(推進機)が直接発進到達が可能なD-SLIM工法を適用し、直接発進による推進工事を現場施工しました。 同工法は、平成17年10月~平成17年11月に実施し、出来形、施工性とも良好な結果を得ました。


打設完了

鏡切り後の状況
概要
工事名 | 主要地方道宇都宮向田線板戸工区 流末排水施設建設工事 |
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施工場所 | 栃木県宇都宮市板戸町地先 |
発注者 | 栃木県 |
施工者 | 錢高組 |
立坑 | 発進立坑:平面形状6.0m×4.4m、掘削深さ約8.0m 土留め :鋼矢板III型、矢板長 11.0m |
推進管 | 円形形状 直径1950mm(内径1650mm) |
D-SLIM(Double Sheet-pile Lining Method)工法の概要
D-SLIM工法は、立坑のシールド通過部分をSM-Jパイル(住友金属工業製土留め鋼材)で2重に密接打設し、チャンバーの切羽圧を確保した上で外側のパイルを引き上げ、シールド機を発進到達する工法です。
1. シールド通過部分の鋼矢板を密接して2重に打設するため、狭隘地での施工が可能
2. 切羽を開放しないため、安全な施工が可能
3. 地盤改良が基本的に不要なため、経済性、工期に有利

D-SLIM工法イメージ
今後の展開
今後は、今回の施工実績を踏まえて本工法の有効性をPRし、施工実績をさらに積み重ねていきたいと考えております。