お問い合わせ サイトマップ Jp En 検索
menu

新着情報

錢高組・前田建設工業第7回合同セミナーを開催

2005年11月 UP

当社と前田建設工業は、2005年11月8、10日の両日、錢高組本店(大阪)と前田建設工業本店(東京)において、両社のトップ・全国の支店長をはじめ、作業所長を含む計300名の役職員が参加し、合同セミナーを開催しました。
当社と前田建設工業の2社提携は、今年で7年目となります。合同セミナーは、一昨年からより多くの写真が参加できるように大阪と東京の2カ所で開催しています。今年度のセミナーも、提携に基づく活動の発表のみならず、両社独自の活動成果を発表して意見交換を行うことにより、両社社員の業務に関する知識の深耕、能力向上、意識の向上を目的に開催しました。

セミナーでは、錢高社長が「企業の独自性や特徴を活かした競争が続くなか、今2社にとって重要な課題は、お互いが競い合って生きることにより、共に生き抜くことである。競い合う気持ちが両社に価値をもたらす」、前田社長は「価格、技術、品質に信用を加えた真の総合力が問われている。これからの競争に勝ち抜くため、会社一体となって組織力で戦っていかなければならない。前田・銭高の活動が個人の力量を高め、全体のレベルアップにつなげてほしい」と述べ、、両社の役職員一人ひとりが力を蓄え、錢高・前田の競争力の強化を求めた。

セミナーの内容は、(1)作業所や支店における改善活動事例の紹介、(2)超高層住宅の将来についての提案、(3)パイル・ラフト基礎の設計手法の開発と展開、(4)品確法に対応した技術提案力の向上、(5)PFI案件の業務推進のポイント、などのテーマについて発表しました。
改善活動事例では、共同溝作業所でのセグメント組立て時間の短縮への取組みや、建設廃棄物処委託契約書における不具合指摘件数低減への取組み成果を、超高層住宅の提案では、受注への技術支援を目的に販売ニーズから具体的ニーズへの落とし込み、ライフサイクルの変化に対応できるフレキシビリティのある住宅プランが可能な構造の提案を、またパイルド・ラフト基礎の研究成果から前田・錢高2社独自で設計ガイドラインを策定した成果などを展開しました。

当社と前田建設工業は、昨年度からそれまで以上に各支店へと活動の輪を拡げ、現場では施工検討会、現場研修を通じて原価低減や技術力向上などを強化しています。今後は金銭的な成果もさることながら、情報やノウハウの共有、若手職員の意識高揚、レベルアップなどの無形の効果も重視し、技術の水平展開や若手の教育といった活動にも力を入れ、提携の一層の効果を追求してまいります。