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最大径の「シールド直接発進・到達工法(SEW工法)」を施工 -中之島新線建設工事-

2004年07月 UP

当社は、「中之島新線建設工事のうち土木工事(第2工区)」(施工:錢高組・三井住友建設・淺沼組共同企業体)において、豊富な施工実績があるシールド直接発進到達工法(SEW工法)の中でも最大径に相当する径6950mmに適用、現場建込み施工を2004年6月15日~17日に実施し良好な結果を得ました。
柱列式連続壁の芯材長が29mと長尺での施工となりましたが、削孔終了後芯材(FFU部材)1本あたりの建て込み時間は約30分と短く、通常のH鋼の建て込み時間とほぼ変わらないことを確認いたしました。

SEW工法は、シールド機が通過する土留め壁に、硬質発泡ウレタンをガラス長繊維で強化した新素材(FFU部材:Fiber reinforced Foamed Urethane )を組み込んだもので、事前の鏡切りを必要とせず、シールド機が直接土留め壁を切削して安全・確実に発進または到達ができる工法です。

概要

施工場所 大阪市北区中之島 3丁目~5丁目
発注者 中之島高速鉄道 株式会社
管理 京阪電気鉄道 株式会社
施工者 錢高組・三井住友建設・淺沼組共同企業体
工事内容 土留め工 17500(m²)
掘削工 58500(m³)
シールド機 外径6950mm 泥土圧式シールド
FFU部材
・玉江橋東 発進部 断面 H0.7m×B0.24m 本数 13本
・玉江橋東 到達部 断面 H0.7m×B0.24m 本数 8本
断面 H0.7m×B0.30m 本数 2本
工事概要 中之島新線建設工事(総延長2.9km)のうち中之島通りにおいて、(仮)玉江橋駅渡線部を開削工法にて、 (仮)玉江橋駅渡線部~(仮)渡辺橋駅間を泥土圧式シールド工法にて単線並列(Uターン)で築造する工事

錢高組では、今後の地下利用の拡大に伴うシールド工事の大深度・大断面化に対応して、更に高強度な材料開発を図り、同工法を積極的に提案・活用を図っていく所存です。