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「HBW/P工法」が建築技術性能証明を取得

2004年02月 UP

地下空間の増大、地下構造体建設コストの低減が可能に

当社は、淺沼組、奥村組、鴻池組、松村組との計5社からなる研究会において、財団法人日本建築総合試験所より、ハイブリッド地下壁(HBW/P)工法の建築技術性能証明(GBRC性能証明 第03-06号)を取得しました。
これにより、SMW、もしくは親杭横矢板工法に使用したH鋼芯材を用いて以下の技術の適用が可能となりました。

HBW/P工法の概念図

HBW/P工法の概念図

HBW合成壁の施工状況

HBW合成壁の施工状況

■合成壁
芯材と後打ち鉄筋コンクリート地下壁を頭付きスタッドで一体化し、壁厚を薄くします。これにより地下空間の増大、もしくは掘削土量の低減が可能になります。

合成壁としての利用については、既に採用した実績(ウェルブ六甲道)があります。

■芯材杭利用
03年3月、当社を含むゼネコン13 社により「PSP 工法-芯材を有するソイルセメント杭工法-」として日本建築総合試験所より性能証明を取得(性能証明 第02-22号)しましたが、これは芯材からソイルセメントに荷重を伝達する部分のみについての性能証明でした。

今回は新たに「杭頭接合部(芯材と地中梁の接合部分)」について、建物自重を芯材に伝達する場合と、地震時に杭としての性能を発揮する場合の設計方法の性能証明を取得しました。これにより山留め応力材(H鋼芯材)を用いた合成壁とその杭利用という、一連の技術の適用が可能になりました。

今後の展開

HBW /P 工法は建物の形状に応じて合成壁のみ、若しくは芯材の杭利用のみの適用もできます。またこの工法による支持杭は、建物外周部だけではなく中杭に適用することも可能です。

HBW/P工法を採用することで、深い地下階を有する構造物の建設に大きなコストダウンが期待できます。