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ゼロ・エミッションモデル工事に着手

2002年03月 UP

当社は、東京および大阪の土木・建築支店でモデル現場を指定し、建設現場のゼロ・エミッションの実現に向けた取組みを開始しました。
当社では「ISO14001」の認証取得を進めてきましたが、01年12月で本社部門を含む全ての支社・支店での取得を完了しました。今回モデル作業所での取組みによって作業所ゼロ・エミッションのシステムを確立し、その後このシステムの全店への展開を図り、全社的な地球環境問題への取り組みを促進していきます。

建設廃棄物分別表示看板

建設廃棄物分別表示看板

■モデル作業所
今回ゼロ・エミッションへの取組みを開始したモデル作業所は次の通り。

◎横浜市北部第二下水処理場汚泥分離液最終沈殿池築造工事

施工場所 :横浜市鶴見区末広町1丁目6-1
工期: 01年7月19日~02年9月30日(予定)
工事概要 :分配槽3基、ポンプ室1基

◎(仮称)イトーヨーカドー藤沢石川店新築工事

施工場所:神奈川県藤沢市石川6丁目2-1
工期:01年12月4日~02年11月末日(予定)
工事概要:用途 店舗・駐車場 鉄骨造5階建 延床面積58,297m²

◎関西グリコ(株)工場棟建替工事

施工場所:大阪市西淀川区歌島4丁目7-16
工期:01年12月6日~02年4月30日
工事概要:用途 食品工場 鉄骨造4階建 延床面積9,657m²

■活動内容
作業所から最終処分場へ持ち込む廃棄量を限りなくゼロに近づけるために、以下の3つの項目を中心に活動を行う。

1.廃棄物の発生総量を削減する

1) ゼロ・エミッションの方針を前提に協力会社との工事契約を行う。各社に廃棄物発生計画書を作成させ、入場後はその完全な実行を求める。
2) 搬入資材の梱包を減らし、繰り返し使用できる搬入ケース・養生材等を使用する。
3) 内装ボード、ALC版のプレカットを行い、作業所内での加工クズの発生を押える。
4) 設計寸法や仕上の納まりの検討を行い、端材の発生量を削減する。

2.廃棄物の分別集積を徹底

1) 専任の社員を置くなどにより、作業員に対してゼロ・エミッションの考えを教育・啓蒙する。とりわけ、新規入場時教育での徹底を図る。
2) 作業場廻りの清掃時には、残材の袋詰めの段階から分別を行う。場内一斉清掃の際は、社員が率先して分別収集を指導・実施する。
3) 発生する廃棄物は8品目(土木作業所)および13品目(建築作業所、予定)に分別して集積し、分別不適合品を徹底的に削減する。

ゼロ・エミッション教育風景

ゼロ・エミッション分別ストックヤード

3.リサイクルルートの確保

1) 掘削土・コンクリートガラ等は、場内での再利用を推進する。
2) 石膏ボードは中間処理施設で紙と石膏に分離し、リサイクル工場へ搬入する。
3) 未使用の石膏ボード、ALC、ロックウールについては、メーカーによる回収制度(広域再生利用指定制度)の活用により、再生利用を図る。
4) 廃プラスチック・塩ビ・ブルーシート類についても、分別を徹底することでリサイクルルートに載せる。