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第3回錢高組・前田建設工業合同セミナー開催
当社と前田建設工業は、2001年9月18日、グランドアーク半蔵門(東京都千代田区)において、両社のトップ・全国の支店長をはじめ、若手の職員を含めて200名以上が参加し、合同セミナーを開催致しました。
1995年1月に錢高組・前田建設工業・他1社の3社で業界に先立ち業務提携を始め、1999年4月からは錢高組・前田建設工業の2社で業務提携活動を進めて参りました。 これまで、トンネル切端前方探査システムの開発、土木分野まで拡大をねらった小径コアによるコンクリート強度調査法(ソフトコアリング)の開発などといった共同研究、 また、両社の福利厚生施設の共同利用によりコストダウンを図るなど業務提携の効果を着実に上げてまいりました。合同セミナーもこうした活動の一環として開催致しております。
今年度の合同セミナーでは、まず、両社のトップより、建設業を取り巻く経営環境が大きく変化する中で、変革に挑戦しなければ生き残れない、そのためには既成の概念を飛び越えたイノベーションが生まれるような活力ある企業風土にしなければならないという問題提起がなされました。
第1部では、建築家の大江匡先生により「解放の速度」と題して講演が行われ、スピードを制した者が勝者になってきたとの歴史観からITを戦略的に利用した新しい建設業のビジネスモデルなどが示唆されました。
第2部では、「企業と個の価値創造~会社をどう変えていくか」というテーマで、大江先生がコーディネーターとなり、両社の若手の代表による白熱したパネルディスカッションが行われ、その後の懇親会まで引き続いて活発な議論が行われました。最後に、両社のトップから、今日のセミナーを起爆剤とし、目標をより高く掲げ、より一層実のある活動となることを期待したいとの講評があり、盛況のうちに閉会しました。
今後も、2社の保有する技術・資源・人材・情報などといった経営資源の共同利用など、2社提携による活動のメリットをさらに追及していきたいと考えております。