INTERVIEW 03

建物に命を吹き込む、
設備施工管理として

大阪支社 建築部 設備課
濵﨑 幸子さん(2017年入社)

大阪支社建築部設備課濵﨑幸子さん

機能しはじめて、ようやく完成。
設備施工管理の役割。

Q:まずは自己紹介をお願いします。
濵﨑:大阪支社の建築部設備課に所属している濵﨑です。入社9年目になります。現在は複数の現場を担当し、現場ごとに異なる条件や課題に向き合いながら施工管理業務に取り組んでいます。
設備施工管理は、建物に電気・空調・給排水・自動ドアといった「機能」をきちんと備え、問題なく使える状態にする仕事です。建物は外観が完成すれば終わりではなく、照明が点き、空調が動き、人がそこで仕事をしたり生活を始めたりして、初めて完成したと感じます。その「使える状態」にしていく過程に、一番のやりがいとおもしろさを感じています。
Q:もともと建設業界を志望していたんですか?
濵﨑:大学は建築学科で、建設の世界にはもともと興味がありました。進路としては、設計事務所・ゼネコン・サブコンなどいろいろな選択肢がありますが、私は「現場全体を広い視野で見たい」という思いが強くて、ゼネコンを選びました。建物ができあがるまでのプロセスを、いろんな専門職の方々と一緒に追いかけられるのが魅力でしたね。
Q:その中で、錢高組を選んだ決め手は?
濵﨑:一番のポイントは「女性が実際に現場で働いているかどうか」でした。建設業界は、外から見るとまだ男性のイメージが強くて、女性としてやっていけるのか不安もありました。でも、錢高組のホームページを見てみると、現場で活躍している女性技術者が紹介されていて、「ここなら自分も働けそうだ」とイメージできました。入社したときも、最初の現場に一つ上の女性の先輩がいて、その働き方を間近で見られたのは大きかったです。
    大阪支社建築部設備課濵﨑幸子さん
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「使う人」の顔を思い浮かべながら。
女性目線が生きる場面も。

Q:現在の仕事について教えてください。
濵﨑:設備業者さんと一緒に図面を確認しながら、工事の進め方を組み立てて、現場で計画通りに施工されているかを管理するのがメインです。研究施設のような専門性の高い建物だと、実際に使う研究者の方と直接打ち合わせすることも多いです。「どんな実験をするのか」「どんな温湿度管理が必要か」などをすり合わせて、その用途に合った設備を考えていきます。
Q:仕事をするうえで、大切にしていることを教えてください。
濵﨑:常に「使う人の立場で考えること」です。この部屋は何に使われるのか、ここを使う人はどんな動きをするのか。そこをイメージしながら、設備の位置や仕様を決めていきます。
その中で、女性としての目線が役に立つ場面もあります。
たとえば女性用トイレだと、鏡の位置や照明の明るさ、荷物の置き場など、実際に使う立場じゃないと気づきにくいところが多いんです。そういう細かい部分を「こうしたほうが使いやすいですよ」と提案できるのは、自分の強みの一つかなと思っています。
    大阪支社建築部設備課濵﨑幸子さん
    大阪支社建築部設備課濵﨑幸子さん
大阪支社建築部設備課濵﨑幸子さん

一番つらかった現場が、一番成長できた現場。

Q:これまでの仕事で、印象に残っている現場はありますか?
濵﨑:入社2~3年目の頃に担当した研究施設ですね。初めて「担当者」として前面に立つ現場で、正直、当時の自分の技量では追いついていない部分も多かったです。施主さんも設計者さんも、すごくきちんとした方々で、求められるレベルも高くて。
最初は毎日が手探りでしたが、「とにかく現場に行くことだけはやめない」と決めて、どんなに大変な時でも足を運び続けました。そうするうちに協力会社さんや施主さんとも少しずつ打ち解けていき、「じゃあ次の現場も一緒に」と声をかけていただけるようになって。今も同じお客様と別のプロジェクトでご一緒しています。
この経験を通して、「建設の仕事って、結局は人と人との関係で成り立っているんだな」と強く感じました。
重機や機械が動いていても、それを動かしているのは人ですし、図面を描くのも、品質を管理するのも人です。当たり前のことですが、現場でその重みを実感することができました。

若手に早くから任せる文化と、
相談しやすい距離感。

Q:錢高組の好きなところ、良いところを教えてください。
濵﨑:若手に責任ある仕事を早い段階から任せてもらえるところですね。
以前担当した研究施設も、入社して数年で担当として現場を任せてもらえたからこそ、あれだけ濃い経験ができました。もちろん、ただ任せて終わりではなく、先輩や協力会社の方がしっかりとフォローしてくれます。困ったときに相談できる人が多く、一人で抱え込まずに済む環境はとてもありがたいです。
また、福利厚生や制度面も、長く働くうえで不安を感じたことはなく、安心してここでキャリアを重ねていけるのではないかと感じています。
    大阪支社建築部設備課濵﨑幸子さん
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いろいろな建物を経験して、
引き出しを増やしていきたい。

Q:これから挑戦したいことを教えてください。
濵﨑:これまで研究施設やオフィスビルに関わることが多かったので、今後はマンションや病院、データセンター、物流施設など、さまざまな用途の建物を経験してみたいです。建物の用途が変わると、求められる設備もまったく変わります。たとえば病院なら医療機器に対応した電源や給排水が必要ですし、データセンターでは空調と電源の冗長性がとても重要になります。そういう違いを一つひとつ経験して、どのような建物でも対応できる技術者になりたいですね。
また、有名なランドマークのような建物への憧れも、正直、ゼロではありませんが、規模や知名度以上に、「実際に使う人にとって良い建物かどうか」を大事にしていきたいです。
大阪支社建築部設備課濵﨑幸子さん

やってみたいと思う気持ちを、信じてほしい。

Q:最後に、就活生に向けてメッセージをお願いします。
濵﨑:特に女性の方は、「建設業界で働いても大丈夫かな」と不安に思うところもあるかもしれませんが、実際に入ってみると、環境も制度もかなり整ってきていると感じます。私自身も最初は不安でしたが、先輩や同僚に支えられながら、気がつけば9年目になりました。
現場には、女性だからこそ気づけることや、女性だからこそ求められる視点もたくさんあります。「建物をつくる仕事に関わってみたい」「設備の仕事がおもしろそう」。そう感じる部分が少しでもあるなら、一度はその気持ちを信じて挑戦してみてほしいです。きっと、想像しているよりも多くの発見とやりがいがあると思います。
大阪支社建築部設備課濵﨑幸子さん