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錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)

錢高組技報2023-No.48

論文・報告
2.床スラブとの合成効果に期待した鉄骨梁横補剛工法
-YZ 補剛工法の改良-
相羽均修 五十嵐治人 土方勝一郎

 鉄骨梁の横座屈を防止する手段として、横補剛材を設けることが一般的であるが、横補剛材、ボルト、ガセットプレートなどが必要となり、コスト、工期の面では好ましくない。一方、梁上に設けるシアコネクタにより床スラブと合成構造とすることで、横補剛材と同等の効果を期待できる。2019 年に2 列配置のシアコネクタにより床スラブと合成構造を成す鉄骨梁の横座屈性状を実験的、解析的に検討し、床スラブによる鉄骨梁の補剛効果を期待した工法(YZ 補剛工法)を開発した1)。しかし、シアコネクタの配置や床開口等に制限があるため、適用範囲が限定されている。
 そこで、これらの制限緩和と作業効率の向上を目的として、梁鉄骨サイズや床スラブの種類、開口の配置等を実験パラメータにした正負交番繰り返し載荷実験を行い、構造性能を確認し適用範囲を拡大した。

key words:鉄骨梁、横座屈、床スラブ、フレーム実験、シアコネクタ

 
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