06
現場における全ての事柄の
決断と責任を負う。
建築施工

OCHI TAKANORI

越智 貴紀

1995年入社
建築学科 卒業
東京支社 建築支店 建築部

INTERVIEW 01

品質や納期を守りながら、
ビジネスとして
利益を確保する。

私は現在、建築現場の責任者である「作業所長」という立場で仕事をしています。建設現場は一つの独立した企業と同様の組織として位置付けられています。その事業所における組織のトップであり、現場で発生するすべての判断とそれに伴う責任を負う立場にあります。

私が作業所長として率いている建築施工管理の役割は、二次元である設計図をもとに、三次元の建物として具現化する事です。さらには竣工後も経年劣化など四次元的な予測も考慮に入れた施工をすべきと私は考えます。その手段として、施工管理は安全・品質・工程・環境・原価の五大管理を行う役割を担っています。

作業所長の仕事でまず重要なのは原価管理です。簡単に言えば収支管理ですが、工事に関わる億単位の金額を取り扱いますので責任は重大です。安全に品質の高い建築を作る事は勿論、現場を運営し利益を得るマネジメント能力が必要となります。また作業所に配属された社員達を束ねる事も作業所長としての業務の一部です。私は作業所長の他にも監理技術者・統括安全衛生責任者の立場としても業務に携わっています。

監理技術者としては、決められた工期において工事工程を組立て、工事進捗状況を把握する工程管理と、設計図によって求められた品質で施工すべき施工計画を立て、現場がその通りに施工品質が確保されているか見極める管理を行う事が要求されます。

統括安全衛生責任者としては、社員と建設現場で作業する作業員、さらには建設現場周囲における第三者の安全衛生・環境を確保するため、毎日の巡視や社員・作業員に対し、指導・教育を行う役割を担っています。

INTERVIEW 02

若い時に打ち砕かれたプライド。
苦い経験を経て、
あらゆることに貪欲に。

私は入社直後から、比較的早く様々な経験をさせてもらい、経験年数の割に比較的仕事の覚えも早く、多少天狗になっていたところがありました。その頃、非常に厳しい監理である設計事務所の物件を担当することとなり、担当監理者から論理的にそして技術的に詰められ、それまで培ってきた自信を打ち砕かれたことがありました。自分の技術レベルは取るに足らない程度だと思い知らされたのです。

それまでは分からない事や不思議に思った事があっても、特に聞きも調べもせず、ただ毎日時間を流していました。しかしそれ以降、二度と設計者・監理者には負けたくないという強い思いから、「現場の経験は今しか積み重ねることができない」という意識を持ち、わからない事や疑問に思う所は上司や協力業者に逐一聞き、聞けなければその種の文献を読み、経験不足は知識で補おうと、貪欲な姿勢で仕事に取り組むようになったことを覚えています。

知識が身についてくるとそれを使おうと知恵が働き、設計者・監理者や顧客が何を求められているのかと常に考え、相手よりも一歩先行く交渉ができるようになります。あの経験をしなければ、今の技術レベルには辿りつけなかったと思います。若い時に鼻をへし折られたことが、自分を成長させてくれました。

これまでのキャリアでは、工場や事務所ビルの施工が比較的多かったので、今後は経験したことのない学校や病院も手掛けてみたいと思います。そこで得た知識は、今までに経験してきた他の種類の建物にも応用活用できるのではないかと考えます。普段見ている風景も角度を変えて見ることができるようになり、より多角的に物事を判断する力が身に付くと考えます。

これまでで印象に残った仕事

about work

  • ・東京都板橋清掃工場プラント更新工事
  • ・地下鉄みなとみらい線日本大通り駅新築工事
  • ・ららぽーと新三郷新築工事
  • ・東部地域振興ふれあい拠点施設新築工事

よくある1日の流れ

one day schedule

7:30
出社
7:50
神棚拝礼
8:00〜
現場朝礼
8:10〜
現場巡視
8:30〜
事務作業(図面確認・原価管理書類・安全衛生管理書類・協力業者面談等)
11:30〜
翌日分の作業間ミーティング
12:00〜
昼食
13:00〜
現場巡視
13:30〜
事務作業(図面確認・原価管理書類・安全衛生管理書類・協力業者面談等)
18:00〜
社員ミーティング
18:30〜
事務作業残務と翌日予定の確認
19:30
退社

オフタイム

off time

連休が取れると初夏~初秋はキャンプ、夏は海・プール、冬はスノーボードと家族で行きます。家族全員かなりアクティブなので、休日を家で過ごすという事は滅多にありません。

最近ゴルフを始めましたが、なかなか休日に家族を置いて行くことが出来ず、行けず仕舞いです。