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錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)

錢高組技報2022-No.47

論文・報告
4.東日本大震災の津波による水門・防潮堤の災害復旧工事
- 岩手県摂待地区海岸災害復旧(23 災598 号)工事 -
渡辺龍貴 小林友貴

 本工事は、摂待地区の住民を津波・高潮から守るために、摂待地区海岸の水門および防潮堤を復旧する工事である。三陸沿岸部は、近年明治29 年・昭和8 年・昭和35 年と3 度の津波被害を受けており、今回被害を受けた摂待水門は昭和53 年に構築されていたが、平成23年の東日本大震災の津波により翼壁等の一部を残しすべての構造体が破壊・流出した。今回の復旧工事は、摂待川の河川切替えにより左岸側を一期施工し、右岸側を二期施工で行った。
 本報では、場所打杭工の掘削管理システムの使用およびカーテンウォールの長期耐久性向上対策について報告する。

key words:災害復旧工事、河川内施工、水門、防潮堤、カーテンウォール

 
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