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錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)

錢高組技報2022-No.47

論文・報告
2.張出し架設における自動測量技術の開発
角田晋相 宮澤祐蔵 民部田将弥 秋山 博

 PC 上部工の施工でよく行われる張出し架設工法は、進捗にともない荷重状態や構造系が変化し、逐次橋面高が変動するため、日々の橋面高さ測量により上げ越し量を管理する必要がある。また、張出し施工は移動作業車を用いたサイクル施工であり、型枠の測量や緊張管理、グラウト注入管理など、橋面高さ測量以外にも管理項目が多岐にわたるため施工管理者の負担が大きい。そこで、現場測量の省力化を図るため、トータルステーションを用いた自動測量技術を開発した。
 現場における生産性向上の取り組みとして、開発した自動測量技術と併せて緊張管理およびグラウト注入管理のデジタル化技術を実施工に導入し、張出し施工における一連の施工管理の省力化効果を検証した。

key words:張出し架設、自動測量技術、生産性向上

 
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