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錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)

錢高組技報2021-No.46

論文・報告
5.急峻な落石傾斜地の道路直上でのトンネル到達部の施工
-国道158 号奈川渡2号トンネル-
森川淳司

 本工事は、奈川渡ダム下流に、防災や線形改良等を目的として、2 本のトンネルと1 本の橋梁により計画する延長2.2km の改良事業である。当該地域は、上高地、白骨温泉、乗鞍高原等の観光名所が点在するため、事業による安全な走行や移動時間短縮、観光産業の活性化にも期待されている。本工事は同事業のうち、(仮称)奈川渡2号トンネルをNATM 工法で建設する工事である。このうち到達側坑口は、亀裂質な花崗岩が分布し、凹地形に土砂や転石を包有する急傾斜地にあり供用中の国道直上に計画されている。
 本報では、伸縮ダクトと換気装置の自動制御による作業環境改善および転石の散在する急傾斜地形における供用中の現道に配慮した到達部の施工について報告する。

key words:トンネル到達部、急傾斜地、落石防止対策、伸縮ダクト、換気装置、自動制御

 
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