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錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)

錢高組技報2018-No.43

論文・報告
6.山岳トンネル工事における切羽安定化対策および安全対策事例報告
森川淳司

 奈川渡2 号トンネルは、梓川断層群(推定断層)に位置しているが、既往調査では露岩など確認されておらず、ほぼ全線で花崗岩が分布するとされているため、変形構造に伴う土木的問題は当初想定されていなかった。しかし実際は、地殻変動に伴う褶曲およびブロックの回転など著しい変形作用を受けており、これら変形作用と亀裂面の風化作用により、脆く岩塊となって崩れやすい状況下での掘削作業となった。
 本報では、この崩れやすい切羽の安定化対策を目的に実施した各種補助工法の施工および切羽作業時の肌落ち災害防止対策で実施した事例について報告する。

key words:NATM、地質不良、補助工法、切羽肌落ち

 
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