お問い合わせ サイトマップ Jp En 検索
menu

技術とサービス

錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)

錢高組技報2017-No.42

論文・報告
11.鋼管アーチで支持する吊屋根構造屋内球技場の施工
-駒沢オリンピック公園総合運動場(26)屋内球技場・第一球技場改築工事-
小林茂樹 女屋 智

 「駒沢オリンピック公園総合運動場」は1964 年の東京オリンピックの第2 会場として使用された歴史を持つ、敷地面積約41 万3 千m2の総合スポーツ施設である。毎年多様なスポーツ大会が開催され、多くの都民がスポーツ観戦を楽しんだり、施設を利用して自らの身体を動かしたりと、スポーツ振興の拠点として重要な役割を担っているが、各施設は築50 年を超えるものが多く、老朽化が進んでいた。このほど、このうちの「屋内球技場・第一球技場」の改築を終えたので報告する。新屋内球技場はバスケットボールコート2 面が入る大きさで、観客席は約1,580 席(車椅子席含む)を有する。金属板と屋上緑化で仕上げる短辺約62m、長辺約84m、約5m のむくりのついた屋根は、高さ約28m の鋼管アーチ材から降ろしたケーブルによる吊り構造で、シンボル性のある外観を有している。

key words:屋内球技場、鋼管アーチ、屋上緑化、事前解析

 
関連リンク
Report