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錢高組技報(ZENITAKA TECHNICAL REPORT)

錢高組技報2016-No.41

論文・報告
7.東九州道(清武~北郷)広渡川橋上部工の施工
-河川内施工、品質確保・向上にむけた対策-
東海林瞬 松川安美 枦川康久 角田晋相

 広渡川橋は、東九州道の宮崎県内(清武JCT~北郷IC 間)に架橋される橋長175.3m、最大支間63.6m のPC3 径間連続ラーメン箱桁橋である。本橋の施工方法は、P1 ラーメン橋脚からの張出し架設、A1 橋台~A1-P1 間およびP1-P2 間~A2 橋台の区間は固定支保工架設が採用されている。構造的な特徴としては、P2 支承は架設中と完成時で支持条件を変更可能な構造としている。P2 支承は地震時の水平力の分散化を図るため固定構造とするが、架設中に生じる不静定力を低減するため、架設中は一時的に解放して可動構造としている。本工事は非出水期のみの施工となり、実質1 年間のみしか主桁施工ができない中で、確実な施工による工程厳守と、品質確保を求められた。
 本報では、工程短縮のための工夫、河川内施工における水質汚濁防止対策、張出し架設時および固定支保工架設時における主桁コンクリートのひび割れ防止対策、光ファイバーを用いたPC グラウト充填検知センサーによるグラウト充填確認など、PC 上部工の品質管理における実施例を報告する。

key words:張出し架設、固定支保工架設、ひび割れ防止対策、PC グラウト施工

 
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