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工事レポート

「JPタワー大阪」が竣工しました

2024年04月 UP
「JPタワー大阪」が竣工しました

撮影 伊藤 彰/アイフォト

当社が大阪駅前で建設を進めていた「JPタワー大阪」が竣工を迎えました。
歴史的な価値が高い旧大阪中央郵便局舎を一部保存しながら、西日本最大級のオフィスや商業施設、劇場、ホテルを擁する大型施設が大阪駅前の一等地に誕生する注目度の高いプロジェクトです。

工事概要

建物名称 JPタワー大阪
工事名称 梅田3丁目計画(仮称)建設工事
工事場所 大阪市北区梅田三丁目
建築主 日本郵便株式会社
西日本旅客鉄道株式会社
大阪ターミナルビル株式会社
株式会社JTB
プロジェクト
マネジメント
日本郵政不動産株式会社
設計・監理者 株式会社日建設計
施工者 梅田3丁目計画(仮称)建設工事共同企業体
 株式会社竹中工務店
 株式会社錢高組
工事概要 地上39階、地下3階、塔屋2階
地上S(CFT柱)、地下SRC・RC・S造
敷地面積 約12,920㎡
延床面積 約227,000㎡
施設 地下2・3階  駐車場
地下1~地上6階  商業施設
6階  劇場
7階  ホテル(宴会場)
8・9・17階  オフィスサポートフロア
11~27階  オフィス
29~38階  ホテル
工期 2020年7月~2024年3月
 

当工事では大阪駅前の旧大阪中央郵便局敷地を含む敷地に、基準階貸室面積が約4,000㎡(約1,200坪)の西日本最大級のオフィスや、商業施設と席数1,289席の劇場、客室数418室・バンケット(宴会場)も有するホテルを含む大型複合施設を建設しました。
商業施設の中心部には4層吹抜けのアトリウムを設け、旧大阪中央郵便局の歴史やJR大阪駅周辺の街の記憶を継承するため、アトリウムに面して旧局舎の一部を保存、曳家で移設し一体的な活用を行うことで、感動的な空間を創出しています。

建設地はJR西日本、阪神電鉄、バスターミナル、四つ橋筋の大阪都市幹線道路に隣接する敷地です。多数の人々が往来する環境の中であり、安全には細心の注意を払いながら工事を進めました。大阪市を始めとする関係者の皆様にもご協力をいただき、無事に竣工を迎える事ができました。
地下約18mの大深度掘削、地上約188mの超高層建物の工事に加え、地下街との連絡通路3か所、長さ約120mの上空通路、インフラ盛替工事等も含む難工事でした。
また施工に際しては自動上昇式足場の使用による外装ユニット化工法の採用をはじめ、多種多様な省力化工法を採用し、工期短縮と生産性の向上を図りました。