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工事レポート

ウガンダ共和国 アタリ流域地域灌漑施設整備計画

2025年03月 UP
ウガンダ共和国 アタリ流域地域灌漑施設整備計画

弊社が2024年2月に落札した「アタリ流域地域灌漑施設整備計画」は、無償資金援助によるウガンダ国内の農地整備に関する事業です。本工事はウガンダの商業用作物の一つである米の生産のため、灌漑施設の整備を行うものです。
ウガンダは肥沃な土壌を有していることで知られ、農業従事者の割合が72%、農業が基幹産業の一つとなっています。ウガンダにおける灌漑面積は灌漑が可能な面積に対して2.8%と少なく、ウガンダ政府は農地開拓と灌漑事業の展開を重要な目標としています。
アタリ地区では豊富な水源が確保できることから、灌漑施設の整備、米の増産による農業従事者の所得の増加が期待されています。

工事着手前のアタリ地区上空からの映像はこちら


工事概要

工事名 アタリ流域地域灌漑施設整備計画
事業主 MAAIF(農業・牧畜・インフラ・水産省)
設計 株式会社 三祐コンサルタンツ
施工場所 ウガンダ共和国 アタリ地区
工事期間 27.5ヵ月
工事概要 ・頭首工 (可動堰形式)堰長 L=60m
・管理用道路(土舗装) L=5.8km
・地区全体末端圃場整備 A=521ha
・水路(幹線水路、2・3次水路、排水路など) 総延長L=35.8km
・河川堤防工(土堤防) L=4.1km
 

事業全体計画図

現地上空写真

工事の進捗

現在は管理道路および水路の整備と、灌漑設備へ河川水を引き込む入口部分(頭首工)の構築工事が進められています。

現地には農耕に適したルビソルおよびバーティソルなど黒色の肥沃な土壌が広がっていますが、これらの土は含水時、乾燥時の挙動が土木用の構築材としては適していません。このため、盛土材料として適した赤色土のラテライトを用いて管理用道路の整備が進められています。

管理道路施工状況

管理道路盛土締固め状況

管理道路締固め状況(盛土前)

管理道路構築用土の土取り場

排水路掘削状況

頭首工の施工

頭首工はアタリ川より水を引き込み、521Haの広大な農地に水を分配する重要な役割を担っています。水量を調整する水門や沈砂池を含む巨大な鉄筋コンクリート構造物です。現在は施工地点の掘削が進んでいます。

頭首工掘削状況

アタリ川

頭首工全体図

弊社は過去にもウガンダ国内の工事に従事しており、本工事においてもウガンダの発展の一助となるように尽力して参ります。

【ウガンダ共和国における当社の施工実績】
ナイル川源流橋 (Source of the Nile Bridge) - 施工実績 - 錢高組
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