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工事レポート

Landport青梅Ⅰ

2018年12月 UP
Landport青梅Ⅰ

 東京都青梅市の東芝青梅工場跡地に開発を進めていた「Landport青梅Ⅰ」が完成しました。野村不動産株式会社様のマルチテナント向け高機能型物流施設Landportシリーズとして、当社がLandportシリーズを設計・施工させていただいたのは2棟目となります。
 基本設計段階より、入居されるテナント様とも密に打合せをさせていただき、国内外への部品供給拠点として特化した施設計画を行っています。

工事概要

施工場所 東京都青梅市
発注者 野村不動産株式会社
設計・施工 錢高組
工期 2017年10月2日~2018年11月30日
主要用途 物流施設
構造 柱RC(PCa)・梁S造、地上3階建
規模 建築面積 22,645.49m2、延床面積 60,794.69m2
 

業務効率を向上させるフレキシブルな大空間

 柱スパン10.5メートル×10.95メートルの柱RC(PCa)・梁S造のハイブリッド構造を採用し、1-3階で梁下有効高さ6.5メートルを確保するとともに、ブレースのない、合理的でフレキシブルな大空間を構成し、業務効率を高めています。
 3層の倉庫エリア内に荷物用EV3基、垂直搬送機3基と、2階へアクセス可能な45フィートコンテナ車対応のスロープを設けることにより、搬送効率を向上させ、効率的な物流業務に対応しています。また、車両動線をワンウェイとしたり、オーバースライダーを電動化することにより、進入待ちによる交通混雑が発生しないように配慮しています。

1階倉庫

EV

付加価値を提供する先進的なデザイン

 建物外観は、Landportシリーズのデザインコンセプトであるモノトーンを基調とした色調で統一しながらも、上段部は物流のリレーションをイメージして、ランダムストライプとすることで、物流の流れを視覚化することを試みています。また、建物の顔となる南面にはカーテンウォールを設置し、均一な表情となりがちな物流施設に変化を与える計画としました。
 雇用環境向上のためにアメニティにも配慮し、気分転換出来るカフェテリアの設置や色彩表情豊かなサインデザイン、大小さまざまな樹木による外構計画を行っています。

南面全景

2階カフェテリア

各種工業化工法の採用による合理的施工

 物流施設で採用が多い柱RC+梁S造の柱を工場製作のPCaとしたことで、仕上り精度の向上と共に大幅な工期短縮が出来ました。その他、ICT土工、樹脂製代替型枠、左官工事の機械化、腰壁のPCa化、外壁無足場施工、折板屋根の移動式成型機架台等、様々な工業化工法の採用により、品質を向上させると共に、省力化を重視しました。

PCa+S構造の建方状況

1階建方完了状況

ICT建機による掘削状況

タッピングダンパーの使用

腰壁のPCa化

移動式成型機架台