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杭頭半剛接合工法「HRパイル」の設計指針を改定し、一般評定を取得

2014年06月 UP

杭頭半剛接合工法「HRパイル」工法は、杭の耐震性の向上、杭や基礎部材のコストダウンが可能な工法として、ゼネコン8社と2005年に開発し、2006年には、適用杭径を2800mmまで拡大しました。
今回、過去の構造実験の見直しから、杭頭接合部のコンクリートの許容応力度を上部構造と同じ許容圧縮応力度で長期:1/3Fc、短期:2/3Fcとする再評価が妥当であることを確認し、一般財団法人日本建築センターの基礎評定(BCJ評定-FD0202-06)を取得しました。

杭頭接合部の概要図

杭頭接合部の概要図

杭頭接合部のコンクリートの許容応力度が今回の更新により4/3倍に評価できることから杭断面を縮小でき、これまで以上にコストダウンに有利となりました。今後は、東海、東南海地震の発生が叫ばれる中、建物の耐震性の向上は上部構造だけでなく、基礎構造にも求められており、高い耐震性を有するHRパイル工法を積極的に提案していきたいと考えています。

なお、HRパイル工法は、(株)熊谷組、青木あすなろ建設(株)、(株)安藤・間、大木建設(株)、西武建設(株)、(株)錢高組、(株)ピーエス三菱、前田建設工業(株)の8社共同開発です。