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鋼管立坑から直接発進到達可能なDUCMM(デュコム)工法をシールド到達工事で初施工

2011年11月 UP

-熊本市南部汚水12号幹線におけるシールド工事-

当社は、「都市計画事業・南部汚水12号幹線合流改善下水道築造工事(509工区)」(施工:錢高組・明興建設・佐藤企業建設工事共同企業体)において、ケコム工法(鋼製ケーシングを回転圧入して立坑を構築する工法)で築造した立坑でシールド機を直接発進到達できる「DUCMM:デュコム(Dual Casing Mini Mole)工法」をシールドの到達工事としては初めて適用し、無事に工事を完了しました。
適用した工事は、交通量の多い幹線道路下において到達立坑を構築し、シールド機外径1400mmを到達させる工事です。到達立坑となるケコム立坑は、鋼管外径2590mm、立坑掘削深さ6.5m、背面地盤は地下水の豊富なN値10程度の軟らかい細砂層でした。このような難しい条件下で安全にシールド機を到達させるため、従来の地盤改良工法より周辺地盤への影響を防止できるDUCMM工法を採用しました。
DUCMM工法は、シールド機が通過する立坑部分を外側が開口部、内側が上にスライドする2重鋼管ゲート構造となっています。シールド機が通過する場合は、土水圧をバランスさせた上で内側の鋼板を引上げて通過させます。今回の工事では、ゲートを取り付けたケコム工法による鋼管立坑の建込み精度やスピード、底版コンクリート打設後のゲート周囲からの漏水等の問題もなく築造できました。シールド機到達時では、ゲート引上げは約30分で完了し、周辺地盤が沈下することなくシールド機を迎え入れることができました。また、シールド機到達後のバルクヘッド解体時にも出水や地盤の沈下はなく、無事に工事は完了しました。

DUCMM工法によるシールド機の到達

DUCMM工法によるシールド機の到達

DUCMM工法の特長

これまでのケコム工法立坑からの発進・到達は、開口部背面の地盤改良、開口する作業が必要で、道路占有期間が長くなり、作業用地の確保などの問題がありました。DUCMM工法は、これら問題を解決するため当社と株式会社コプロスの2社が2007年に開発したもので、2009年には推進機の発進で初めて施工しています。

本工法は地盤改良や開口する作業が不要で切羽を開放せずに推進機等の直接発進到達ができるため、以下の特長があります。
◆安全性が向上します。
◆工期や道路占有期間の短縮が図れます。
◆施工ヤードが不要で狭隘地でも適用できます。
◆環境へ与える負荷が少なくなります。

DUCMM工法のイメージ

ゲートを取り付けたケコム立坑

今後の展開

今後は、本工法の施工実績を積み重ねるともに、当社が保有する各種立坑で直接発進到達工法のひとつとしてニーズに合わせた提案を行い、工事の受注拡大につなげたいと考えています。