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2008年度技術立社フォーラム(建築分野・土木分野)を開催

2008年09月 UP

 当社は、9月6日に建築分野、9月20日に土木分野に関する「技術立社フォーラム」を開催しました。各フォーラムでは、全国7支社店をテレビ会議システムで結び、東京都千代田区の東京本社と大阪市西区の大阪本店を発表メイン会場に両日とも300名以上の技術者、営業マンが参加しました。技術立社フォーラムは、施工技術の発表だけでなく、営業や管理部門も含めた技術全般について討論する「場」として、多くの社員が参加できるように建築分野と土木分野の2日に分けて開催しているものです。

 冒頭、錢高一善社長より、「建設業における技術開発は、研究部門における開発技術と生産現場における生産技術が相互に補完し、機能することにより改善・改革されていきます。本年の技術立社フォーラムは特に現場の生産技術に着目し、現場力の向上をメインテーマにしました。本日発表される技術を役職員一人ひとりが理解し自分のものとして、各々の技術力を全社的な技術力に進化発展させていただきたい。」と挨拶がありました。

 9月6日の建築分野では、現場の技術力、管理力を向上させるための「現場力の向上」をテーマとし、様々な工種に関して必要な管理技術、チェックポイント等についてパネルディスカッションを開催し、これに続き、建築分野の環境技術として、建物の施工から運用、解体に至るまでに発生するCO2のシミュレーション手法の紹介と、具体的な建物を対象にした算定結果について社内講演が行われました。 さらに、特殊技術・新技術を用いた施工事例として「柱頭免震構造による大規模事務所ビルの施工」、「病院増築におけるクリーンルームとシールド工事」、「環境に配慮した大型地下建築構造物の施工」、「耐震・制震・免震が融合した庁舎の施工」、「鉄骨造大型商業施設の施工」、「PcaPc圧着関節工法による大学施設の施工」、「レンコン工法の採用と改善事例」、など7編の発表が行われました。

 9月20日の土木分野では、建築と同様に土木分野での「現場力の向上」についてのパネルディスカッションを開催し、これに続き、博士論文「インテグラル橋の基礎的構造特性に関する研究」について社内講演が行われました。 さらに、午後からは、特殊技術・新技術を用いた施工事例として「長大橋梁下部工の施工」、「土壌汚染対策法に基づく指定区域の土壌汚染除去工事」、「造成工事における環境保全対策」、「崖錐堆積層が厚く覆っているトンネル坑口の施工」、「最大支間長150mのエクストラドーズドPC橋の施工」など5編の発表が行われました。

 技術立社フォーラムでは、両日ともテレビ会議システムを利用して全国の参加者による活発な討議が行われ、最後に技術力の全社的な底上げと技術への飽くなき挑戦の継続を確認して閉会しました。