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既設水中橋脚耐震補強仮締切工法「TRID(トリッド)工法」を開発

2008年01月 UP

仮締切工法「TRID(トリッド)工法」を開発

これからの社会資本には、既設構造物の長寿命化・延命化が重要な課題となっています。中でも河川や港湾中の橋梁の耐震補強は、施工条件が厳しく、工期・コストが増大するといった課題がありました。
TRID(Trussed Ring for Cofferdamトリッド)工法は、トラス部材と止水パッキンで構成した函体(セグメントリング)を橋脚フーチング上に沈設することで、仮締切を短期間で構築することができます。仮締切として必要な止水性能と構造部材としての安全性は実験で確認し、最大水深20mでも安全確実に施工できることを検証しました。
なお、TRID工法は、当社とJFE建材(株)、六菱ゴム(株)とで共同開発した工法です。

工法イメージ

工法イメージ

セグメントリング

セグメントリング

TRID工法の特長

1. 従来工法に比べ工期短縮、コストダウンが図れます。
 トラスによるリング効果が発揮される締切り壁を使用するため、支保工の架設作業が省略でき、ドライアップに掛かる時間が短縮できます。
2. 広い作業空間が確保できます。
 締切り内に切梁等がないため、橋脚の調査、補修・補強作業が陸上部と同様にスムーズに行えます。
3. 確実な止水が容易に確保できます。
 締切り壁とフーチングの接続部は、柔軟なパッキン材を二重に配置する特殊構造を採用しているためフーチング上面の凸凹にも追随でき、高い止水性が容易に得られます。
4. 狭隘な桁下空間でも施工が可能です。
 分割したセグメントリングを橋脚の周りで組み立て、順次水中に沈降させるため、桁下空間に余裕がなくても施工が可能です。

今後の展開

今後はPR活動やVE提案を積極的に行い、施工実績を積み重ねていきます。