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「上向きシールド工法研究会」が発足

2005年09月 UP

-既設のシールドトンネルから地上へシャフトを構築-

当社は、大成建設、五洋建設、奥村組、石川島播磨重工業、石川島建材工業らとで、シールドトンネルから上向き・下向き並びに横方向での発進・掘削も可能である「上向きシールド工法研究会」を発足させました。
上向きシールド工法は、既設のシールドトンネル内から地上に向け上向きに発進し、立坑等のシャフトを構築する工法であり、地上の占有期間が短く、工期の短縮や工事費の削減を可能にする技術です。ビル街、繁華街、鉄道線路敷内、道路部ならびに山頂や海洋部など立坑を築造することが難しい場所でも、地下から地上に向けてスムーズな施工で流入立坑や換気立坑を構築する工法です。

上向きシールド機

上向きシールド機

本工法の特長

1. 地下から発進するため、地上作業はほとんどなくなり、道路専用期間が短く、狭い場所での立坑築造が可能です。

2. 地下構造物から上向きシールド機が発進するため、接続精度を含め発進・到達部の止水性能を高く保てます。

3. 発進部には上向きシールドシールド機で直接切削が可能なセグメントを使用するので、発進部防護の地番改良が不要となります。

4. シールド機の転用・再利用により、複数の立坑の構築が可能です。

今後の展開

当社は、本研究会各社と協力して同工法の普及を図って行く所存です。