お問い合わせ サイトマップ Jp En 検索
menu

新着情報

「超高層建物の構造設計ガイドライン」を共同作成

2005年06月 UP

- 120N/mm²コンクリートで60階集合住宅も可能に -

当社は、設計基準強度が120(N/mm²)クラスのコンクリートと柱主筋に降伏強度が685(N/mm²)クラスの高強度鉄筋を用いた超高層RC建物の構造設計ガイドラインをゼネコン15社で当社が幹事会社となり共同作成しました。
研究会では、このガイドラインに従って50階,55階,および60階建ての3種類の超高層集合住宅モデル建物の詳細な試設計例も作成しています。

超高層RC建物の構造設計ガイドラインの概要

高強度材料を用いたRC建物の構造設計指針の適用範囲を越えた高強度コンクリートや鉄筋を使用した超高層RC建物を設計する場合は,設計者自らが構造実験を実施し、その耐震性能の確認を行う必要がありました。
このような背景から,設計基準強度が120(N/mm²)クラスのコンクリートと,降伏強度が685(N/mm²)クラスの高強度鉄筋を用いた超高層RC建物の構造設計ガイドラインを策定するために,ゼネコン15社による「超高強度材料を用いた超高層RC建物の構造設計法に関する共同研究会」を構成し,明治大学理工学部・平石久廣教授,および山口大学工学部・稲井栄一助教授の指導を受けながら共同研究を実施してものです。

研究会では,既往の研究を検証し、120(N/mm²)クラスのコンクリートを使用した柱部材の曲げせん断実験,柱の中心圧縮実験および,柱梁接合部を含む部分架構の構造性能確認実験などを実施し不足するデータを補完しました。これら,既往の実験結果と研究会独自の実験結果を分析検討することにより今回の超高層建物の構造設計ガイドラインを策定したものです。

【共同研究参加会社】 幹事会社:錢高組
淺沼組、安藤建設、大木建設、奥村組、鴻池組、五洋建設、西武建設、
錢高組、鉄建建設、大日本土木、東亜建設工業、飛島建設、ハザマ、
長谷工コーポレーション、松村組

今後の展開

当社では、今後、このガイドラインを超高層RC建物の構造設計に活用して行く予定です。