お問い合わせ サイトマップ Jp En 検索
menu

新着情報

「 パイルド・ラフト基礎設計ガイドライン」を作成

2005年05月 UP

当社は、設計基準強度が120(N/mm²)クラスのコンクリートと柱主筋に降伏強度が685(N/mm²)クラスの高強度鉄筋を用いた超高層RC建物の構造設計ガイドラインをゼネコン15社で当社が幹事会社となり共同作成しました。
研究会では、このガイドラインに従って50階,55階,および60階建ての3種類の超高層集合住宅モデル建物の詳細な試設計例も作成しています。

パイルド・ラフト基礎の特徴

パイルド・ラフト基礎とは、杭基礎(パイル)と直接基礎(ラフト)を併用し、その両者で建物荷重を支持するものです。

支持地盤が深くなるに従い支持杭基礎は高価なものとなりますが、直接基礎と杭を併用して建物荷重を支持するパイルド・ラフト基礎は、コストパフォーマンスにおいて最適な基礎構法です。
また、パイルド・ラフト基礎は、直接基礎と同様にある程度の沈下を許容して地盤となじませる基礎形式であることから、支持杭基礎に比べて沈下量は増えるため、ある程度の沈下(数cm程度)が許容される低・中層建物(倉庫、工場、店舗など)の基礎に適した構法です。

今後の展開

今後は、本ガイドラインの有効活用により、コストパフォーマンスにおいて最適なパイルド・ラフト基礎構法の普及を図るとともに、実施工を通じて設計ガイドラインの一層の高度化を目指して行く予定です。