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「ワンタッチ式鋼製セグメント」を開発

2005年01月 UP

小・中口径シールドの長距離・高速施工へ性能確認

当社は、小・中口径シールドの長距離・高速化施工をへ向けて「掘削(掘進機)」「覆工」「排土」に新たな技術(一体化シールド、ワンタッチ式鋼製セグメント、直線スクィーズ式圧送ポンプ)を導入した新タイプの泥土圧シールドシステムの開発に取組んでいます。
これら技術のうちセグメントについて、シールド一次覆工の構造的安全性を確保しながら、さらなる組立速度の向上および大幅な組立精度の改善が可能な『ワンタッチ式鋼製セグメント』をJFE建材と共同で開発しました。2004年12月には公開実験を実施し、関係省庁およびコンサルタントの約40名の方にご覧頂き、熱心なご討議を頂きました。

『ワンタッチ式鋼製セグメント』

■リング継手に「プレスプッシュ継手」を新たに開発

リング継手に関しては従来の短ボルトに替わり「プレスプッシュ継手」を新たに開発し、従来のRCセグメントで用いられてきたワンタッチ式継手と比較して、コスト低減を図ることができます。

■セグメント継手「水平コッター継手」

セグメント継手は、従来、RCセグメントで適用されている「水平コッター継手」を鋼製セグメント用に適用したもので、主桁窓開部の補強およびシール材反発力による継手板の目開き防止を図り、コッターを主桁に近づけることで主桁間の引張力を有効に伝えることができます。

「プレスプッシュ継手」

今後の展開

今回の実験でワンタッチ式鋼製セグメントが標準セグメントと比較して、初期の曲げ剛性が高く構造的にも安全性の向上が図れることを確認しました。
今後は、これらワンタッチ式鋼製セグメントを含め小・中口径シールドの長距離・高速化するシステムとして、下水道、水道、電力、ガス等のシールド工事に積極的に技術提案を行っていきたいと考えております。