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コンクリート構造物の調査技術「ソフトコアリングC+」が土木研究センターの建設技術審査証明を取得

2004年03月 UP

近年、社会資本の維持管理、リニューアル分野で、コンクリート構造物の調査・診断技術が益々重要になってきています。
当社は、前田建設工業(株)株式会社、日本国土開発(株)と共同で、小径コアを用いたコンクリート強度調査法「ソフトコアリング」をすでに開発し、(財)日本建築センター・(財)建築保全センターの「建築物等の保全技術・技術審査証明」を取得、実施してまいりましたが、さらに発展させて、土木(Civil)構造物に適用できる、簡便で精度の良いコンクリート構造物の調査技術「ソフトコアリングC+」を開発し、2003年12月19日付けで(財)土木研究センターより、(財)土木研究センターの建設技術審査証明を取得しました。

小径コアの中性化深さ測定状況

小径コアの中性化深さ測定状況

コンクリート構造物から採取した直径φ25mmの小径コアを用いて、構造体コンクリートの圧縮強度、塩化物イオン量、中性化深さが測定できます。従来の直径φ100mmコアと同等な精度で測定することが可能な技術として確立しました。

「ソフトコアリングC+」の特徴は以下のとおりです。

1. コア径がφ25mmと小さく、過密配筋部材からも採取できます。

2. 従来のφ100mmコアに比べて構造物に与える損傷を小さくできます。

3. 軽量小型マシンで容易にコアを採取することができ、かつ採取跡の補修も容易です。

4. 同一のコアで、圧縮強度、塩化物イオン量、中性化深さを同時に調査することができます。

5. 適用範囲は、粗骨材最大寸法が40mmまで、圧縮強度が70N/mm²までです。

当社では、今後、土木構造物、建築構造物の耐震診断、耐久性診断、リニューアル分野等を対象として活用を図っていく所存です。