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大深度・高水圧下でも安全なシールド到達「FPAS工法」を開発

2003年03月 UP

実大モデル実験でその有効性を確認

当社は、積水化学工業、六菱ゴム、精研と共同で、凍結とパッキンを併用したシールド到達工法「FPAS工法」を開発、今回、その実大モデル実験を実施し、その有効性を確認しました。

FPAS工法の実大モデル実験

FPAS工法の実大モデル実験

「FPAS工法」の概要

本工法は、立坑内に設けたエントランスボックス内に凍結管と充填材、パッキンを配置し、 シールド機周囲から立坑内へ流入する地下水を完全に止水しながらシールド機を立坑内へ到達させる工法です。

最近は、地下鉄、上下水道、電力・ガス・通信などの路線構造物の大深度化が進んでおり、この「FPAS工法」は、これら大深度・高水圧下でのニーズに応えるために開発したものです。 当社の優れたシールド発進到達山留め(SEW)工法の利点を生かしながら、この「FPAS工法」を併用することで高水圧下の大深度でも安全・確実にシールド機を直接到達させることができます。

特徴として、「FPAS工法」はエントランスボックス内の凍結とパッキンで止水するため、 従来の地盤改良に比べ、
●安全性が高く、●ローコストで、●工期短縮につながります。

(FPAS : The Freezing and PAcking for Seal )

凍結・パッキン併用シールド到達「FPAS工法」の概要

凍結・パッキン併用シールド到達「FPAS工法」の概要

今後の展開

今後は、「FPAS工法」の安全かつローコストな特徴を積極的にPRし、SEW工法と併せ VE提案を行うとともに、実工事への適用を図って行きます。