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錢高組・前田建設工業第4回合同セミナー開催

2002年12月 UP

当社と前田建設工業は、2002年11月26日、錢高組大阪本社において、両社のトップ・全国の支店長をはじめ、若手社員を含む160名以上が参加し、合同セミナーを開催しました。
1999年4月から、両社は約3年半の技術開発・共同購買などの提携活動を行ってきました。今回の合同セミナーは、業務提携の原点に戻って「錢高・前田の競争力の強化」という意義を再確認するとともに、現在東京主体で行われている活動を大阪でも活性化するため、初めて大阪で開催しました。

合同セミナーでは、両社のトップより「建設業を取り巻く経営環境が急速に悪化する中で、従来構造、既成概念のままでは生き残ることすら困難になる」との危機感とともに、「マーケットの動きとスピードを常に意識しつつ、両社の強みを活かす活動を行うべき」との問題提起がなされました。 その上で、若潮会活動の経緯と目的について説明がなされるとともに、活動の全体像及びその目的を再確認しました。

セミナーの第1部では、開発技術部門より、共同開発技術のうち、(1)TBm先行導坑壁面観測システム(岩盤の亀裂等から岩の安定を評価する技術)、(2)スパイラルソイルウォッシャー(重金属汚染土壌改良技術)、(3)Z-Mダイヤレン(梁端部での開口補強技術)、(4)ソフトコアリング(小径コアによるコンクリート診断技術)の4つについて営業展開の切り口から発表が行われ、個々の技術に対する意見交換に加え、両社のトップから営業と技術開発に向けた注文がなされるなど、活発な意見交換が行われました。

第2部では、施工部門(土木・建築)より、若手育成のための現場研修会や技術士取得支援、両社のノウハウなどを施工に活かす施工検討会への相互参画や近隣現場でのロジスティックスの取組みなど、活動成果のあった取組みを全国展開するという位置づけで、種々の発表ならびに意見交換が行われた。また、情報部門より、提携活動を通じて得られたノウハウ等の情報を全国で共有するためのツールの提案が行われました。

最後に、硲推進委員長(錢高組副社長)より「活動の成果をいかに売り込んでいくかという視点を持つとともに、提携活動を特別なものと意識せず、皆で取組んでいただきたい」との講評がなされ、盛況のうちに閉会しました。
今後も、2社の保有する技術・資源・人材・情報などといった経営資源の共同利用により、さらなる提携効果を追求していきたいと考えております。